ソフトを開発しようと思った動機、背景
「Vivaldi」は、Operaの創業者で元CEOのJon Stephenson von Tetzchner(日本では「テっちゃん」という愛称で親しまれています)らが開発する、PC用Webブラウザです。私たちが、なぜ「Vivaldi」を開発したのかについては、公式サイトのストーリー(https://vivaldi.com/story/)を引用してご紹介します。- 「1994年、二人の若いプログラマがWebブラウザの開発に取り組みはじめました。その開発思想は、速く、性能の低いハードウェアでも動作し、かつユーザごとに異なる必要性や要望を叶えることを念頭においたものでした。『Opera』の誕生です。
その小さなソフトウェアとともに、私たちの組織は成長し、それはコミュニティの形成へとつながりました。我々の開発は、常にユーザとともにあり、開発思想に忠実に行動していました。私たちは、ユーザからのフィードバックだけでなく、すばらしいブラウザを開発する方法について自分たち自身の考えにもとづき、イノベーションを起こし続けました。
翻って2015年に時間を進めます。私たちが、かつて愛したブラウザはその方向性を変更してしまいました。コミュニティは、ブラウザをユーザとともに開発する、とてもよいよい場所だったのですが、悲しいことに、もはやそのコミュニティサービスも中止されてしまいました。
そこで、仲間内で考えた末、とても自然な結論に至りました。私たちは、新しいブラウザを開発する必要がある。自分たちのための、そして我々をこれまで支えてくれた友人たちのためのブラウザです。速いだけでなく、高い機能性・柔軟性に優れ、ユーザーを第一に考えるブラウザ。こうして『Vivaldi』が誕生しました」
私たちは、日々ユーザコミュニティの声を聞きながら、ブラウザを開発しています。現在のブラウザに満足していないヘビーユーザのために、よりよいブラウザを作ることが最優先課題です。開発中に苦労した点
ユーザのみなさまからのフィードバックが、開発の原動力です。
私たちは、開発ブログ(https://vivaldi.net/en-US/)にて、ほぼ毎週、Snapshot版をリリースしています。新しいSnapshotが出るたびに、ユーザのみなさまから、たくさんのご要望やご期待の声をいただいております。さらなるご意見をブログやフォーラム(https://vivaldi.net/en-US/forum/japanese)へ書き込んでいただけるとありがたいです。
ユーザにおすすめする使い方
大量のタブを開いてブラウジングされる方には、上下左右好きな位置に置けるタブバーや、タブスタッキング(複数タブのグループ化)、タイル表示(複数ページを一画面内に表示)が便利でしょう。
クイックコマンドやキーボードショートカットを駆使すると、キーボードだけでほとんどのブラウザ操作ができます。よりすばやくブラウザを操作したい方におすすめです。マウス操作がお好みの方は、カスタマイズ自在なマウスジェスチャをご利用ください。
サイドバーにソーシャルメディアやニュースサイトを常駐させて、随時チェックすることもできます。また、サイドバーには画面キャプチャ添付できるメモ機能もあります。
そしてもちろん「Chrome」の拡張機能も動作します。
ぜひ、これらの機能を自分好みにカスタマイズして使いこなしていただきたいです。
今後のバージョンアップ予定
まずはPC用ブラウザの正式版に向けて、さらなる安定性、速度、カスタマイズ性を追求していきたいと考えています。また、多くの方からご要望の多いメールクライアントについても、対応を予定しています。
(Vivaldi Technologies)