“継続学習のための目標設定”機能を搭載した統合学習支援ソフト。問題ファイルは、テキストエディタや表計算ソフトなどで簡単に作成できる。「KeyKnowledge」は、一問一答形式の問題に解答して学習を進めてゆく、シンプルで使いやすいeラーニングソフト。出題形式は「四択式」「○×(二択)式」「記述(入力)式」の3種類に対応。用途に応じて使い分けられる。解答に制限時間を設けたり、自分の学習記録を閲覧したりすることも可能。パソコン上だけでなく、紙に出力して学習できるよう、ペーパーテスト作成機能も用意されている。複数のユーザで利用することが可能。画面には、学習を楽しいものにする教師、留学生、帰国子女などのキャラクタが登場する。
通常はユーザ登録を行って利用する。ユーザの種類は「標準ユーザ」「管理者」と「ゲスト」の3種類(ゲスト機能は設定による)。パソコン上での学習は、ゲストを含むすべてのユーザで利用できる。標準ユーザは、ユーザの管理などの一部機能が制限される。ユーザ登録後、ログインして利用を開始するが、利用者がひとりしかいない場合は「おひとりさまモード」を指定すれば、ログインをパスできるようになっている。
学習を行う場合は、まず問題用のファイルを選択し、出題数と出題形式を指定する。出題形式は、問題ファイル内の順番どおりに出題される「データ順」か、順番に関係なく出題される「ランダム」のいずれかから選ぶ。通常の出題以外に「テストモード」もある。テストモードでは、解答の制限時間が設けられ、全問の出題が終了すると、得点と正解率が表示される。
ゲスト以外のユーザは、メイン画面の「マイページを開く」ボタンで、最新学習記録や最新テスト記録を閲覧したり、個人用の設定を行ったりすることが可能。個人用の設定では、目標として問題データごとに具体的な目標内容と達成日を三つまで指定できる。そのほか環境設定として、効果音の有無、背景画像の指定、ガイド役となるキャラクタの選択が可能だ。
ペーパーテストでは、特定の問題ファイルを、
- テストのタイトル(任意の名前)
- 出題数(1〜100)
- 記名欄の有無
- 解答も一緒に印刷するか
- 日時を印刷するか
を指定して作成・印刷できる。問題用のデータファイルはCSV形式で、出題形式(四択式、○×式、記述式)や解答(選択肢)などを一問(1行)ごとに指定して作成する。解説を設定しておくと、解答後の画面に解説参照用のボタンが追加される。出題形式や解説の有無、テストモードでの制限時間は1問ごとに設定できる。
あらかじめ用意された問題データは「古典頻出単語100」「日本史年号一問一答75〜近世まで」「日本史年号一問一答75〜現代まで」の三つ。(自作のほか)作者のホームページからダウンロードして利用することも可能だ。