ソフトを開発しようと思った動機、背景
本バージョンは、主に二つの柱をコンセプトとして開発をスタートいたしました。ひとつは、従来の対応フォーマットであるMPEG-1/2、H.264/AVCに加え、H.265/HEVCに対応することで、さらに幅広いスマートレンダリング編集を可能とすること。そしてもうひとつは、編集作業をより高速に、そしてよりスムーズな動作を実現し、カッティングツールとしての本分を満たすべく、現状の動作をさらに見直すことでした。いずれのコンセプトも旧製品のユーザさまを含め、ご満足いただける内容となったかと考えております。
本バージョンでは、64bitアーキテクチャにネイティブ対応したことでも、高解像度の映像編集についても軽快な動作実現に寄与しています。開発中に苦労した点
新規フォーマットとなる、H.265/HEVCのスマートレンダリング対応が技術的にはハードルが高かった部分です。アプリケーションとしては新ツール「プロダクションツール」の開発が苦労した部分のひとつです。フォルダを監視し、ファイルを追加し、CM候補検出などを適用してゆく──機能としては非常にシンプルなものなのですが、内部的な実装は実はかなり複雑な構成となっており、完成までに時間を要しました。
ユーザにお勧めする使い方
やはりシンプルに、さらに高速化されたカット編集や、スマートレンダリングでの高速出力を体験していただき、限られた時間を有効利用するツールとして、お役に立てることができれば幸いだと思います。ぜひ、体験版でお試しください。
((株)ペガシス)