高音質なオーディオドライバ「ASIO」や「WASAPI」に対応した、軽快・多機能な音楽プレイヤー。「AIMP」は軽快に動作する、コンパクトなオーディオプレイヤー。楽曲の再生、管理、タグ編集、イコライザといった基本機能に加え、CDからのリッピングやフォーマット変換、インターネットラジオの再生・録音など、多彩な機能を搭載。対応する形式はMP3/M4A/WAV/WMAをはじめ、CDA/AAC/AC3/APE/DTS/FLAC/IT/MIDなど、約30種類。プレイリストは、オリジナルの「AIMPPL」形式で作成・編集できるほか、M3U/PLS/PLC/ASX/WAX/CUEといった形式のリストを読み込むことも可能だ。
メイン画面は、
- 再生、停止、早送りや音量のコントロールを行える「操作パネル」
- 曲名が表示される「楽曲リスト」
- 音質を調整できる「イコライザ」
で構成される。楽曲リストとイコライザは非表示にすることも可能。さらにメイン画面を最小化し、よりコンパクトな「トレイコントロール」の状態で利用することもできる。音楽ファイルの読み込みは、メイン画面へのドラッグ&ドロップで行える。操作パネルは「再生」「一時停止」「再生を停止」「前のファイル」「次のファイル」の各操作ボタンとボリュームバー、再生位置を示すプログレスバーが並ぶシンプルな構成。はじめてでも直感的に操作できる。ファイルのシャッフル/リピート、スライドバーや時間指定による再生位置の移動、二点間のリピート再生といった操作にも対応する。
再生時の音響効果では、18バンドのイコライザを利用できるほか、ピッチ、テンポ、エコー、スピード、バス拡張、ボーカル除去やフェード、リバーブ、フランジャ、コーラスなどのエフェクトを利用することもできる。
楽曲管理機能も充実。再生中楽曲の「アーチスト名」「アルバム名」「ジャンル」「発表年」および「形式」「再生時間」「サンプリング周波数」「サイズ」といった情報を確認できる。タグの編集機能もあり、ID3v1、ID3v2の2種類のタグを表示・編集することが可能。さらに、よく使う音楽ファイル/フォルダのショートカットを作成し、ブックマークとして登録することで、アイテムによりすばやくアクセスできるようになる。
スケジュール機能もあり、時刻指定や経過時間指定、あるいはファイル/プレイリストの終了時といったタイミングでアプリケーションの終了、シャットダウンといった操作を実行できる。
設定により、「ASIO」「WASAPI」を適用した楽曲再生にも対応する(Windowsのオーディオエンジン(カーネルミキサ)を経由せずに再生するので、高音質を実現できる)。WASAPIは、Windows標準のドライバで利用することが可能。ただし、ASIOでの再生には、対応するサウンドチップやカード、ドライバが必要となる。
そのほか、
- CDからの音声の取り込み(リッピング)
- CD情報からのアルバムカバーのダウンロード・表示
- フォーマット変換(APE/MP3/FLAC/OGG/WAV/WVAなど)
- インターネットラジオの再生・録音
などにも対応する(MP3への変換を行うには別途、エンコーダを指定フォルダ(Modules)にコピーしておく必要がある)。