ソフトを開発しようと思った動機、背景
DVD-Videoの普及から20年が経とうとしており、大容量化やパソコンの普及は大きく進みましたが、メニュー付きの視聴用コンテンツにおいては、いまだ大きな変化はなく、DVD、Blu-rayとして作成したフォルダを光学メディアに書き込まなければなりません。書き込むためにはドライブに光学メディアを挿入し、また再生するにも光学メディアを挿入しなければなりません。大容量化が進んだとはいえ、ハードディスクとの乖離は大きく、容量の制限に悩まされ、光学メディアへの書き込みに時間を取られ、またビットレートや解像度などの規格制限内でコンテンツを作成しなければなりません。このような中、ペガシス社内では「作成したコンテンツをいますぐ視聴したい」「どこにでも手軽に持ち歩きたい」そして「できる限り自由にコンテンツを作成したい」という欲求を満たす新たなフォーマットと作成ソフトを開発するというプロジェクトがスタートいたしました。そのプロジェクトは、今回「PGMX」ファイルフォーマット、そして作成ソフト「TMPGEnc PGMX CREATOR」として実現するに至りました。
開発中に苦労した点
メニュー、複数の映像、音声、字幕を1ファイルに格納することはできても、プレイヤー側で正常に再生できなければなりません。独自フォーマットゆえの自由度はありますが、将来を踏まえた最終的な仕様に落ち着くには、かなりの試行錯誤、修正がありました。
ユーザにお勧めする使い方
いままではDVDやBlu-rayディスクにお手持ちの映像をアーカイブ化されていた方にぜひ、代替ソリューションとしてご提案したいと考えております。そのつどディスクを探したり、入れ替えたりする手間がなくなり、即時ファイルを再生することができます。
旅行の思い出やお子さまの成長記録もメールやインターネット上で即時送付することができますので、利便性も大幅に向上します。
メニューの自由度も高く、4K解像度にも対応していますので、デジタルサイネージのようなご利用も可能です。
まずは体験版でメニュー付き動画の作成、視聴をご体感いただければ幸いです。
((株)ペガシス)