Windows上でAndroidを動作させることができるエミュレータ。パッケージファイルを所定のフォルダに保存することで、Android用アプリを実行できる。「Windroy」は、Vista以降のWindowsでAndroid用アプリを動かせるエミュレートソフト。起動後に表示されるコマンドプロンプトウィンドウで初期設定を行うと、続いて「Windroy」本体が起動する。エミュレータはフルスクリーンで動作し、画面上ではAndroid端末そのものを使っているのと同じような感覚で操作できる。
初期画面には日付と時刻、さらに「鍵」アイコンが表示される。鍵アイコンのドラッグでロックを解除すると、ホーム画面が現れる仕組み。「Windroy」を終了するには、画面右上隅をマウスでポイントすることにより表示される──Windowsアプリケーションでは見慣れた──「×」ボタン(クローズボックス)をクリックすればよい。
ホーム画面には「カレンダー」「時計」「スケジュール」などのウィジェットが配置され、画面上での左右のドラッグでページの切り替えを行える。画面下隅にある三つのアイコンで行えるのは「前の画面へ戻る」「ホーム画面の呼び出し」「起動しているアプリの一覧表示」。同様に右下隅にはバッテリー残量やネットワーク接続の状態を示すアイコンが並ぶ。
さらに、画面右上にあるアイコンをクリックすると、アプリやウィジェットの一覧が表示され、クリックで起動したり、長押しでホーム画面に登録したりすることができる。
初期状態では「時計」「カレンダー」「カメラ」「ギャラリー」「電卓」「SpeechRecorder」「メッセージ」「メール」「ユーザー」「ブラウザ」などのアプリが登録済み。設定画面呼び出し用のアプリも含まれる。
Google Playには対応していないため、Android用アプリを直接インストールすることはできないが、apkファイルを入手して、「Windroy」のインストールフォルダ内にあるアプリ用フォルダに保存しておくと、アプリ画面に表示され、使用できるようになる。