暗号化された仮想ドライブを作成することにより、データを安全に保管できるセキュリティ対策ソフト。「BLIND FOLDER」は、暗号化された仮想ドライブを作成し、マウント/解除を行えるソフト。仮想ドライブ(本ソフトでは「隠しドライブ」と呼ばれる)そのものが暗号化され、ファイルごとに暗号化・復号化を行う必要がない。通常どおりにファイルを読み書きする感覚で使える。ハードウェア暗号化技術を採用し、処理も高速。ファイルの読み書きに要する時間が短く、アプリケーションのインストール先ドライブとしても利用できる。
隠しドライブを利用するには、「BLIND FOLDER」の起動時にパスワードを入力するだけでよい。あとはエクスプローラなどから一般的なドライブと同じようにアクセスできる。隠しドライブは三つまで作成することが可能。ドライブレターはR〜Tの範囲で割り当てる。ドライブのサイズはフリー版では最大1GBとなっている(有料版では無制限。作成先メディアの容量にのみ依存する)。
隠しドライブのマウントを解除すれば、「BLIND FOLDER」が起動中でもドライブは表示されなくなる。いったん解除したドライブを再マウントするには、隠しドライブファイルのパスと割り当てるドライブレター、パスワードを入力する。
操作メニューは、デスクトップ上にツールバー風に表示される。メニューでは、隠しドライブの作成およびマウント、マウントの解除に加え、「隠しドライブをエクスプローラで開く」「設定画面の呼び出し」「スクリーンセーバの起動」「『BLIND FOLDER』の終了」の各操作を行える。
隠しドライブを開くためのボタンは、各隠しドライブ専用になっており、複数の隠しドライブをマウントしている場合は、ドライブ数に応じた数のボタンが表示される。スクリーンセーバは「BLIND FOLDER」独自のもの。起動中はパスワードロックでパソコンを保護する。
メニューが邪魔にならないように展開/折りたたみを切り替えたり、タスクトレイに格納したりすることも可能。メニューを折りたたんだ場合は、マウント解除や設定画面呼び出し用のボタンは表示されなくなる。
タスクトレイの常駐アイコンからは、メニューの呼び出しのほか、ドライブを開いたり、設定画面を開いたり、スクリーンセーバを起動したり(ポップアップメニュー上の表記は「退席中」となる)といった操作を行える。
オプションでは、(「BLIND FOLDER」の)ログインパスワードの変更、スクリーンセーバ起動までの待ち時間、Windowsとの同時起動などを設定できる。