楽譜ソフトでよく見られるような「コードを一覧リストから選択入力する」のではなく、「文字としてタイプする」ユニークなソフト。歌詞とコードを簡単に併置できるほか、タブなどで歌詞とコードの表示位置を揃えられるメリットなどもある。文字編集、罫線挿入、移調、歌詞サイトへのアクセス(ブラウザ起動)など、ほとんどの操作はメイン画面上部のツールボタンから行うことができ、スムーズだ。
編集画面はフレキシブルそのもの。どの要素をどこに配置しても問題ないが、「コード」「歌詞」「鍵盤画像」を1行ずつ並べて入力すると、全体が見やすい楽譜になるだろう。ただし、鍵盤はコードの場所に接して貼り付けられるので、これを適当な位置に移動させる手間はかかるが……。
罫線符号(「─」「│」「├」など)を入力して、小節ごとに区切ったコード譜を作成することも可能。罫線は日本語入力ソフトから入力するか、あるいはプルダウンメニューから必要な罫線符号を選んで配置する。
(坂下 凡平)