データ・音楽・動画ディスクの作成から動画編集まで、光ディスクへの操作を中心に、さまざまなマルチメディア作業を行えるオールインワンソフト。「Roxio Creator NXT Pro 2」は、CD/DVD/Blu-rayを活用するための多彩な機能が搭載されたデジタルメディア統合ソフト。
- オーサリングやライティングなど、ディスクの作成機能
- 動画のキャプチャ・編集やエンコードといった動画関連機能
- サウンド編集やリミックス、アナログ音楽のデジタル化などの音楽関連機能
- フォトレタッチ、HDRなどの静止画編集機能
などを搭載。広範囲のデジタルメディア編集・作成に対応する。上位の「Pro」版は標準版「Roxio Creator NXT」のすべての機能を備え、さらにBlu-rayディスクプラグイン、「Smartsound Sonicfire Pro 5」など、多彩な機能が追加されている。動画関連機能は多彩かつ強力。動画編集ソフト「Roxio VideoWave」は、ストーリーボード方式、タイムライン方式の2種類のユーザインタフェースを備え、SD解像度はもちろん、フルHD解像度での編集も行える。AVCHDカメラをはじめとしたHD解像度カメラからの動画キャプチャにも対応。3D動画のキャプチャも行える。
動画の表現力を増す「動画エフェクト」では、自然編、エンハンス&スタイル編など、計14テーマにも上る高画質のエフェクト集を収録。ビデオカメラ撮影時の手ぶを補正し、画像を安定化させる機能なども搭載した。
出力機能では、一般的な動画エンコードのほか、スマートフォン/タブレットといったモバイルデバイスでの再生にテキした動画出力に対応。Facebook、Google+、SkyDrive、YouTubeなどの共有サイトに直接、動画をアップロードすることもできる。レンダリング時にはIntel Quick Sync VideoやNVIDIA CUDA、ATI Streamといったハードウェア支援機能を活用することが可能で、レンダリング速度は従来バージョンに比べて最大10倍にもなった。
DVD-Videoのほか、Blu-ray Discのオーサリングにも対応。BD-Rメディアへの書き込みにも対応し、市販のBlu-rayレコーダなどで再生可能な動画ディスクを作成できる。パソコンでのDVD再生およびAVCHD再生に対応した「WinDVD」も付属する。
音楽関連機能では、CDからのリッピング、動画ファイルからの音声抜き出し、インターネット動画やラジオなどからの音声抜き出しを行えるほか、LPやカセットテープといったアナログ音源からの録音時に便利な無音部分の自動カット機能、ノイズ除去機能などを搭載する。
取り込まれたサウンドに対しては、カット編集やボリューム調整(ノーマライズ)を行えるほか、トラック同士をスムーズに接続するビートマッチなどのエフェクトを適用できる。さらに、音楽自動認識機能により、ネットラジオやストリーミング再生といったソースから取り込んだデータにも、タイトル名やアーチスト名といった情報をタグとして記録することが可能。動画作成時に便利な高音質かつロイヤリティフリーの音楽ライブラリなども付属する。
静止画編集では、色補正、露出補正、シャープネスの調整といった一般的なレタッチ機能のほか、赤目補正やスマートフォン/携帯電話で撮影された画像に特化した写真の自動補正、古く色あせた写真を補正し、高画質を作り出す画質補正といった高度な機能も搭載。露出を変えて撮影した写真を合成し、ダイナミックレンジの広い写真を作り出す「HDR」機能を備える専用ソフト「HDR Express」や、複数の写真を合成して広範囲の景色を一枚の写真画像にする「パノラマ合成」機能なども利用できる。