ソフトを開発しようと思った動機と背景
最近、パソコン(ノートパソコン)に加え、スマートフォン/タブレットを業務で併用する企業が増えつつあります。ワークスタイル自体もモバイル化、ペーパレス化という流れがある一方、「紙」の情報はまだまだ存在しています。この「紙」の情報を効率よく管理し、企業の中でデータの共有・活用ができるソフトウェアを目指して、「DocDesk」を企画・開発しました。「DocDesk」は、すでにデータ化されているOffice文書ファイル(WordやExcel、PowerPoint等)やPDFファイルと紙文書をまとめて管理できる文書管理ソフトウェアです。紙文書の取り込みは、「フォルダ監視」機能を使用することで、複合機やファクシミリからの取り込みを容易とし、高精度な活字文書OCRエンジンを使用して、透明テキスト付きPDFファイルに自動変換することも可能です。
また、企業内に存在する多種多様な文書や帳票を取り込む際には、付属の自動分類ソフトウェア「DocDesk Sorter」を使用することで、効率的な分類・仕分けを実現します。スマートデバイスでデータを活用できるアプリ「DocMobile」(無料)も提供しています。
開発中に苦労した点
複合機からの出力に多いマルチページTIFFを高速に処理するため、画像展開せずに、分解連結処理を行うモジュールを新規に開発しました。また、画像ファイルをWord変換、Excel変換する部分の開発に労力を注ぎました。
お勧めの使い方
情報管理はパソコンで行い、外出先ではスマートフォン/タブレット端末で情報を活用。企業導入時は「DocDesk」を各パソコンに導入していただき、データ共有を実施していただきたいです。簡易OCR機能も搭載しており、文書管理およびOCRソフトとしても使用していただけます。
今後のバージョンアップ予定
下記二つの無償アップデータを提供する予定です(提供時期2013年中)。
- ファイル保存先に「NAS」を追加
- 蛍光マーカーで囲った箇所を切り抜く機能
(メディアドライブ(株))