ジャンケンのようなルールの、シンプルなカードバトルゲーム。ストーリーに沿って戦いを繰り返し、経験を積んで、使えるカードの種類を増やしてゆく。各階の番人とのカードバトルに勝利して、高い塔の頂を目指す
「ヴァイロンの塔」は、マウス操作によるシンプルなカードゲーム。15枚のカードからなるデッキで各階の番人と戦い、塔の頂を目指す。美しいデザインのカードは165(+3)枚が用意されている。ストーリーを一定以上クリアすることで使えるようになるオンライン機能もある。
ゲームの舞台は、誰が建てたのかもいつ建てられたのかもわからない、外の文明から遠く離れた場所に建つ高い塔。いつからか「頂を得た者には大いなる証が与えられるだろう」という不思議な噂が流れ、多くの者が頂に挑んでは敗れ去っていた。そして、いままた塔を訪れる一人の魔法使いの姿があった。ただし、自分の名前と魔法使いであるということ以外の記憶がなかった。失った記憶の手がかりを求め、命の危険も顧みず、塔に挑む魔法使いが迎える結末は果たして……?
ゲームの内容は、15枚のカードで構成されたデッキでコンピュータと1対1で対戦する、ストーリー仕立てのカードバトルゲーム。デッキに組み込めるカードの種類は全部で165(+3)枚。これらのカードを使って、いかに強いデッキを組み上げることができるかを競う。
戦闘では毎ターン、使用デッキの中から3枚のカードがランダムに表示される。コンピュータが出す可能性のある3枚のカードの種類が右端に表示されているので、それを手がかりに自分が有利になりそうなカードをクリックして選択する。この操作を繰り返し、どちらかの体力が0になると勝敗が決する。
すべてのカードは4種類のいずれかに分類され、うち3種類は三竦みの関係
カードは「アタック」「クラッシュ」「ガード」「フォース」のいずれかに分類される。アタック、クラッシュ、ガードは三竦みの関係で、アタックはクラッシュに対して有効、クラッシュはガードに対して有効、ガードはアタックに対して有効となっている。相手のカードに対して有効なカードを出すとカードの発動に成功し、効果を相手または自身に対して及ぼすことができる。
「アタック」は攻撃用のカードで、最も数が多い。アタック、クラッシュ、フォースに対して発動し、カードの右下に書かれた数値分のダメージを相手に与えることができる。
「ガード」は防御用のカードで、アタックの攻撃を防ぐ。さらに、ガード成功時にカード表面に書かれた、自分にとって有利な効果をもたらしてくれる。ただし、発動するのは相手が攻撃してきた場合のみ。アタック以外に対しては発動せず、たとえ相手がアタックでも、カードがEC不足で発動しなかった場合には発動しない。
「クラッシュ」はガード破壊用のカード。3種類のカードの中では最も数が少ない。発動するとカード右下に書かれた数値分のダメージを相手に与えるほか、表面に書かれた「クラッシュ時EC」の数値分、相手のECを破壊する。
「フォース」は、必ず発動に成功する代わり、相手のカードも発動させてしまう。対アタックでは、効果を完全発動させてしまう。クラッシュ相手の場合はダメージのみ受け、それ以外の効果は受けない。攻撃力がないため、ガードを発動させることはない。ECの数を増やしたり、種類を変更したりといった効果を持つ。
ECを使って強力なカードを発動させよう
EC(エレメンタルキューブ)は、魔法を使用したときに発生する高密度の塊。技を覚えたり、体力を鍛えたりするのに必要な、「ヴァイロンの塔」で最も重要な存在だ。全部で8種類があり、所持しているECの種類と数は戦闘モード以外のとき、画面右上に表示される。
ECは、戦闘でカードを使うことで発生する。戦闘中に発生されたECは、画面左上の体力ゲージの上に最大10個までストックされ、発動条件に特定のECが含まれるカードが発動したときに消費される。ストックされたECが上限を超えた場合は古いものから順番に消滅し、その際に体力を回復させる効果が発生する。
戦闘終了時に残ったECは、敗北時には自分のストックしたECのみ、引き分け時には相手のストックしたECも、そして勝利時には相手に応じたボーナスECも入手できる。
ECは塔の外でも使用できる。外にある赤い「太陽の魔石」をクリックし、必要なECを捧げると体力を上げることができる。戦闘中にスキルゲットしていた場合、青い「月の魔石」をクリックして必要なECを捧げれば、当該スキルを完全に習得できる。
デッキは、最大三つまで組むことができる。1デッキの枚数は15枚。習得済みのカードのMPの合計が自分のMPを超えない範囲で、自由に組み入れることができる。