BootCampなどのバーチャルソフトのように面倒な環境構築の手間がいらず、しかもWindows OSを導入することもなく、Windowsアプリケーションを使用できるお得なソフト。インストール作業は簡単で、リストにあるアプリケーションでは、ボトル(使用するWindowsのバージョン)を選択するだけでよい。ウィザードはかなり強力なもので、オンラインで公開されているアプリケーションの場合には、インストーラの置かれたサーバに自動的にアクセスし、ダウンロードからインストーラの起動までをそのまま実行できるケースもあった。ここからの操作は、Windows上とまったく同じなので少し迷ったが(インストール先のフォルダやショートカットの作成など)、どのダイアログでも変更を加えずに「OK」していくことで、何の問題もなく完了した。
サポートアプリケーションリストの中には、Windows Media Player(Ver.6.4)やInternet Explorer(Ver.6/7)などもあり、Macの環境ではうまく閲覧できないWebサイトへのアクセスや、QuickTimeでは動作しない動画・音声ファイルの再生をするのに役立ちそうだ。
(坂下 凡平)