独特な操作感覚が特徴の3Dボクシングゲーム。移動・攻撃・防御のすべての動作をマウスのみで操作する。左右合わせて10種類のパンチを駆使して大会を勝ち抜け
「マウスでボクシング」はその名の通り、マウスのみを使って操作する3Dボクシングゲーム。コーチにルールを聞きながら予選大会を勝ち上がり、世界大会での優勝を目指す。相手との距離を正確に取り、こつこつと着実にパンチを当ててポイントを稼ぐ、アマチュアボクシングの戦いが再現されている。
操作はすべてマウスで行う。
- 左右のボタンで攻撃
- ボタンを押さずにマウスを動かすと移動
- ホイールで防御
となる。攻撃では、マウスをクリックしたときではなく、解放したときにパンチが放たれる。左右いずれかのボタンをクリックすると、左クリックでは左のグローブ、右クリックでは右のグローブにマウスカーソルが変化する。ボタンを押している長さに応じてグローブが大きくなり、威力も増す仕組み。ただし、ボタンを押している間は移動できず、グローブの大きさはすぐに上限に達してしまう。パンチの打ち分けは、ボタンを押したまま、カーソルを移動させることで行える。使えるパンチは片側5種類。元の位置のままではストレート系のパンチを出し、上に移動させるとアッパー系、下はボディ系、外方向はフック系、内方向はボディフック系のパンチとなる。パンチの種類は、マウスカーソルのグローブの向きで判別できる。相手と接近しすぎてグラブタッチ状態のときは、グローブの周囲が黄色くなり、ストレート系のパンチを出せなくなる。
上位の大会で勝つには、移動とガードで相手の攻撃をもらわないことが重要
移動は、マウスカーソルが画面の上側にあるときは前進、下側にあるときには後退となる。中央左側にあるときは左移動、中央右側にあるときは右移動。ど真ん中にあるときは移動しない。移動可能な状態のとき、マウスカーソルはリングシューズの形状となる。移動不可能なときはグラブと同様、周囲が黄色くなる。3D酔い防止のため、左右移動の連続には制限が設けられている。
防御は、マウスホイールの回転でガードを上げ下げできる。ストレート系やフック系の攻撃は、ガードを上げると、防げる場合が多い。ただし、ガードを上げたままだと移動速度が低下し、攻撃の初動速度が低下しまう。当然のことながら、ガードを高く上げても、ボディ系やアッパー系の攻撃はあまり防ぐことができない。
ホイールを押しながらマウスを上下左右に移動させると、スウェーバック、ダッキング、左右のヘッドスリップ(小さなヘッドスリップは左右への移動でも可能)を行える。ホイールを離すと直ちにニュートラルな姿勢に戻る。ボタンを押し続けたまま上体を動かし続けることはできない。
一度決定したパンチの威力や種類をキャンセルすることも可能。ホイールを押した状態でクリックを解除すれば、パンチは出ない。
スパーリングで距離感やパンチの出し方などを理解してから大会に挑もう
用意されたゲームモードは「ストーリー」「スパーリング」「トレーニング」の3種類。メインの「ストーリー」は、コーチと一緒に世界大会での優勝を目指すモード。地方予選からはじまり、国内予選、アジア予選と各予選とも三人の選手と戦い、トーナメントを勝ち上がると世界大会に出場できる。ラウンド数やTKOとなるダウン数などは、大会ごとに異なる。新たな大会に出場する前にはコーチの説明を受けるようにした方がよい。
ミニゲームも用意されている。ミニゲームでは、
- 「メディシンボール受け」でタフネス(打たれ強さ)
- 「ロードワーク」でスタミナ(ダメージ回復や攻撃で消費されるパラメータ)
- 「ボール拾い」でスピード(移動速度)
- 「サンドバッグ打」でパワー(打撃の強さ)
といった具合に、それぞれの能力値を上げることができる。試合中の両選手の状況は、3種類のメーターで示される。赤色のメーターはダメージを表し、黄色い線を越えるとダウンする可能性がある。緑色のメーターはスタミナ。攻撃とダメージ回復で消費され、試合中は回復しない。青色のメーターはパンチのヒット数。多い方が判定で有利となる。
「スパーリング」では、練習相手である二人のキャラクタのほか、「ストーリー」で倒した相手とスパーリングすることが可能。「ストーリー」にチャレンジする前に、「何もしない」「ガードのみ」の二人を相手にスパーリングを行い、攻撃・移動・防御の操作方法を理解しておきたい。
「トレーニング」は、「ストーリー」のミニゲームだけを取り出したモード。「トレーニング」の結果は「ストーリー」には反映されない。純粋に、ミニゲームでの最高記録を目指す。