メモ（に限らず、ファイル類）を内容や用途によって分類するのは、実は結構大変だ。ファイル名や保存フォルダによる分類が一般的だが、どうしても分類の視点がひとつになってしまい、複数の要素を持つものに対応しきれない。これを解決するのがタグで、ひとつのメモに複数の要素（タグ）を設定できるのがミソ。手軽で軽量なメモソフトに、このタグ要素を導入したのが「TAGるメモ」だ。頭に浮かんだアイデアなどを柔軟に利用できるようになる、とても便利なソフトになっている。

前回紹介したバージョン（Ver.1.0.1）に比べ、機能もかなり充実しており、メモ内の文字列をキーにしたWeb検索や、外部エディタによる編集など、より多彩で本格的な用途にも対応できるようになっている。このとき「TAGるメモ」自体に強力な編集機能などを搭載するのもひとつの方法だろうが、高度な編集機能などは外部エディタにまかせてしまい、「TAGるメモ」最大の特徴である手軽さ、使いやすさを優先したのは大正解だったと思う。