アクション要素の強いリアルタイムバトルが特徴のRPG。賞金稼ぎの青年が、仲間とともに冒険を繰り広げてゆく。大切なものを守るため、青年は仲間とともに旅へ出る
「SELECTION [セレクション]」は、賞金稼ぎをしながら各地を旅する青年「ウィル・アルタナス」と、その仲間との冒険が描かれる“RPG+アクションゲーム”。物語は「アルマス」という街からはじまる。アルマス一の凄腕賞金稼ぎであるウィルは、自分を育ててくれた孤児院にお金を送るため、賞金首を捕まえる日々を送っていた。
ある日、アルマス役所の地下にある牢屋から、数人の囚人による脱走事件が起こる。脱走犯は「ヴェルク・フライアット」をはじめとした6名。いずれもウィルに捕らえられた賞金首だった。役人に頼み込まれたウィルは、仕方なくアルマスの北にある「ウォドの山」へと向かう。
ウォドの山にはもともと山賊が巣食っており、ウィル以外の賞金稼ぎも今回の掃討作戦に数多く参加していた。そこでウィルは、ひとりの少女に出会う。「フェリア・ブルーフィールド」と名乗る魔道師の少女もまた、賞金稼ぎだった。フェリアから「一緒に組もう」と誘われたウィルは、なし崩し的にフェリアと行動をともにすることになる。
フェリアとともに脱走犯探しを続けるウィルの前に、かつて捕らえた裏の情報屋「ラディアス・コース」が現れる。ウィルに復讐することだけを考えて脱獄したと言い放つラディアスは、ウィルとフィリアに襲いかかってくる。戦いの末に再びラディアスを捕らえたウィルは、彼からほかの脱走犯について聞き出そうとするが、「知らない」の一点張り。ほかの脱走犯は、ウォドの山をラディアスにまかせたあと、別の場所に移ってしまったらしい。
さらにラディアスは、ほかの脱走犯がウィルに復讐しようとしていると告げ、「アルマスの孤児院を襲うかもしれない」とほのめかす。この話を聞き、慌てて孤児院に戻るウィルだったが、特に襲われた形跡もなく、ひとまずホッと胸をなでおろす。しかし、このあと孤児院が襲われないとも限らない。できるだけ孤児院から離れた方がよいと考えたウィルは、仲間になったフィリアとともに、別の地へ移ることを決意する……。
ゲームパッドを駆使して、爽快なアクションを堪能しよう
ゲームの大きな特徴になっているのが、アクション制の高いバトルパート。戦闘はランダムエンカウント方式で、サイドビューのリアルタイムバトル。プレイヤーは10名以上のキャラクタから1名を選び、キャラを操作して敵と戦う。仲間のキャラと最大4名までのパーティを組めるが、プレイヤーキャラ以外は自動操作となる。
基本操作は、決定と攻撃Aが【Z】キー、キャンセルと攻撃Bが【X】キー、スキップと移動/ジャンプが【C】キー、防御が【A】キーとなっている(サブメニューを開くのも【A】キー)。戦闘時のアクション性が高いため、可能であればゲームパッドの使用を推奨したい。キーやボタンの割り当てはキーコンフィグでカスタマイズできる。
敵への攻撃方法は「物理攻撃」「魔法攻撃」「特技」の3種類。MP(マジックポイント)を消費して使用する魔法は、「魔法石」と呼ばれるアイテムを使って覚えることができる。「魔法」には「回復」「攻撃」「補助」の3種類があり、攻撃魔法には属性が付与される。「特技」は、戦闘中にSP(スキルポイント)を消費して強力な攻撃をしたり、特殊な効果を発揮したりする技のこと。使用する特技はキャラクタによって決まっており、攻撃タイプの特技ばかりのキャラもいれば、補助タイプに長けたキャラもいる。魔法も特技も、戦闘を有利に進める上で重要な役割を担う。物理攻撃ばかりでなく、魔法や特技も積極的に使いたい。
ゲーム中で行う「移動」「攻撃」「魔法」には、いくつかの操作方法が用意されている。ボタンを押し続けるだけで技が出る初心者向けの操作から、コマンド入力を駆使する上級者向けの操作までがあり、自分の実力に合った操作方法でゲームを楽しめる。