「ファイナルパソコンデータ引越し9 plus」シリーズの開発を着手にあたって、これまでにお客さまから寄せられた声を収集し、さまざまな角度から分析しました。結果的に100項目は下らない数々の内容を製品に反映させていただきました。まずは、さまざまな貴重なご意見やご要望をお寄せいただいたことに感謝を述べたいと思います。今回、デザインについても一新し、「わかりやすい」「使いやすい」をモットーに、引越し操作の流れから全面的に見直しをしました。さらに大幅な操作ステップの削減を行うことで、従来以上に、簡単に使えるようになっています。
また、昨今使用されているパソコン環境の状況を踏まえ、いくつかの新機能を搭載しました。パソコンを使いこなされているヘビーユーザの方にもお役に立てる機能かと思います。
1. バックアップイメージを使った引越し(イメージアシスタント機能)
「パソコンの内蔵ハードディスクが壊れてしまった、しかしバックアップはしていたのでイメージファイルが残っている」といった場合に、イメージファイルの入った外付けハードディスクを新しいパソコンに接続し、ファイルをマウントすることで、移行元のパソコンのOSとして認識され、データを新しいパソコンに移行することができます。
2. 動かくなったパソコンの内蔵ハードディスクからの引越し
「パソコンのマザーボードが死んでしまった、しかし内蔵ハードディスクは正常」といった場合に、古いパソコンからハードディスクを取り出し、USB接続で新しいパソコンにつなぐと、同じく移行元のパソコンのOSとして認識されます。ここからデータを移行できます。
3. 仮想マシンと物理パソコン間の引越し
新しいパソコンをVirtual PCやVMware、Oracle VM Virtual BOXなどの仮想マシンで運用している場合、仮想マシン上に古い物理パソコンのデータを移行することができます。逆に古いパソコンのデータをVHDファイルなどの仮想ファイルで保存していた場合、新しいパソコン上でこのファイルをマウントし、物理パソコンのOS上にデータを移行することができます。
4. レポート機能
特に法人さまからニーズの高かった機能です。いつ、どれだけの内容が移行されたのかをCSV形式で出力することができます。
もちろん従来からの特徴である、
- 新しいパソコン上にある既存データを上書きしない
- 引越し後も、いつでも引越しを元に戻すことができる(Undo機能)
ので、変わらず安全設計を行っております。「ファイナルパソコン引越し」も世に出させていただいてから、お陰さまで早7年目を迎えました。Windowsパソコンを引越す際には、「ファイナルパソコン引越し9 plus」と「ファイナルパソコンデータ引越し9 plus」が今後もみなさまのお役に少しでも役立つことを願っております。
(AOSテクノロジーズ(株))