オートセーブでゲームが進む、難易度高めのダンジョンRPG。多彩なスキルを駆使して敵と戦う、歯ごたえのある戦闘が特徴。神々に導かれし少年が、災いを止めるために地底へと旅立つ
「地底血花洞 第一部」は、地底を舞台に繰り広げられるダンジョンRPG。主人公は、三人の神から「我が子よ」と呼びかけられて目を覚ます少年「ネイセン」。神から「地の底に大きな災いをもたらす者が蘇りつつあるので、地底の女王と助け合いながら、災いを根絶しろ」と命じられる。次第に意識が遠くなり、次に目覚めたときは地底の入り口だった。
目を覚ましたネイセンの前にいたのは二人の少女。一人は地底で暮らす「カルティノ」。もう一人は、地上で暮らしていたが、いまは地底にいる「オルエット」。オルエットはかつて、天才剣士「シュペリ」と実力ある魔術師「アブロ」との三人で地底を訪れた戦士だった。二人から地上へ引き返せといわれるネイセンだったが、神の真意や地底の女王の存在、災いの正体……すべてがわからないまま帰るわけにはいかず、地底の奥深くへと進んでゆく。
地底街「スコット」にたどり着いたネイセンは、侵入者避けの番人相手に苦戦を強いられるが、間一髪でカルティノに助けられる。カルティノに三人の神のことや地底の女王のことを話したネイセンは、地底を脅かす怪人について聞かされる。呪いの怪人「オリズロート」、幻影の怪人「ナイサーマ」、獣の怪人「ムルル」、茨の怪人「ユズーマ」、そして貪欲の巨人「デイメニエ」が、地底人の脅威になっているという。ネイセンはカルティノらと協力して、地底に巣食う怪人たちと戦うことになる……。
ランダムで出現するスキルコマンドが戦闘の鍵を握る
戦闘は、ボス戦などの一部のバトルを除き、ランダムエンカウント形式。フロントビューのコマンド選択式ターン制バトルとなっている。
戦闘コマンドは、キャラクタごとの所持スキルをあらかじめ20個セットし、その中から7個がランダムで表示される仕組み。スキルには「物理攻撃」「魔法攻撃」「回復」「防御」「集中」があり、キャラクタによって種類が異なる。序盤はネイセン一人で敵と戦うことになるが、ゲームを進めるにつれて仲間が増え、最大四人のパーティが組めるようになる。キャラクタごとにどのスキルをセットするかがゲーム攻略の鍵となる。
スキルを使用するにはMP/SPの消費が必要。MPを消費するスキルもあれば、MP/SPのどちらも消費するものもある。物理攻撃には「必殺技」が含まれるが、このスキルは10個しかセットできない。
バトルシステムは、ランダムで出現する7個のコマンドから選ぶだけというシンプルなものだが、補助コマンドもいくつか用意されている。MP/SPを7ポイント回復させる「パス」、各キャラクタの7個のコマンドを一新する「シャッフル」、戦闘で使用するスキルを変更する「スキル変更」などは、戦う上で非常に重要。効果的に使いたい。
装備品は探索中に揃えることができるが、「金」「呪泥」といった通貨で購入することも可能。特に消費アイテムの「書物」は強力な効果を発揮するので、さまざまな局面で活用したい。ゲームには時間の概念があり、誰かと話したり、敵と戦ったりすると時間が経過してゆく。一定時間が過ぎると、敵が強くなったり、最悪の場合、ゲームオーバーになったりすることもある。あまりのんびりしているとどんどん時間が経ってしまい、追い込まれてゆく。時には迅速に判断して行動することも大事なポイントだ。