目まぐるしく状況が変化する、テンポのよい、非常にエキサイティングなゲーム。状況が変わるごとに、積み上がっているリスたちが動き回るのがおもしろい。「『助けてくれ』と懇願されているのに、リスを潰しちゃっていいの?」と最初は思ったが、これもまたご愛敬。クリと国民リスのデザインがリアルなのも個人的には気に入った。グラフィックが美しく、季節の移り変わりに応じて背景が変化するのもうれしい。間違いなく落ち物ゲームなのだが、一般的な落ちゲーとはプレイ感覚が大きく異なり、新鮮な気分で楽しくプレイできた。「落ちゲーはもうやり尽くして、飽きたからいいや」という人にもお勧めしたい。
さらにこのゲームをおもしろくしている大きな要素が「3年後のクリスマス」という目標期限が設定されていること。「なんとしてもそこまで頑張ろう」という気にさせられる。しかも、結果によってエンディングが変化するのだからなおさらだ。
BGMもゲームによくマッチし、ノリノリでプレイできる“ハマリ度の高い”ゲームだ。
(秋山 俊)