ソフトを開発しようと思った動機、背景
画像閲覧・加工ソフト(「AmuseGraphic」)を開発するにあたって、その機能をより有効に利用できるようにするために、画像ソースを増やす必要がありました。このために開発したのが、本ソフトと「AG-Webカメラレコーダー」です。開発中に苦労した点
デスクトップキャプチャソフトでは、どれだけ滑らかに画像をキャプチャできるかが肝になります。しかし、キャプチャソフトというのは裏方になりますので、CPU性能をあまり使うわけにもいきません。また、作成する動画ファイルが汎用的に使えるかどうかも、実用面では重要です。本ソフトでは、上記のような、ある意味、相反する要求に対するバランスを取るのに苦労しました。
ユーザにお勧めする使い方
本ソフトはもともと、「AmuseGraphics」の機能をより有効に利用できるようにするために開発したものです。このため「AmuseGraphics」との併用がお勧めです。ただし、「AmuseGraphics」はシェアウェアになりますので、「フリーソフトしか使いたくない」という方には、「AG-ムービーカッター」との併用をお勧めします。「AG-ムービーカッター」はもともと、「AG-デスクトップレコーダー」で選択できるオリジナル動画形式(AGM形式)の閲覧・加工用に開発したものです。このため、AGM形式動画の閲覧・加工用には最適です。
今後のバージョンアップ予定
現在のところ、明確なバージョンアップの予定はありません。しかし、本ソフトの画像キャプチャ処理のベース部分は「MasterReversi Professional」からの移植です。また、「Mirror-DTC」の画像キャプチャ処理は本ソフト用に開発した技術がベースになっています。逆に、Ver.1.2.0では、主に「Mirror-DTC」と新規アプリ用に開発した技術を本ソフトにフィードバックしました。
そのほかにも「TiVSound」「AG-ムービーカッター」では、「WaveClipper」からイコライザ機能を移植しています。このように、作者はいろいろなソフトを開発していますが、それらに実装する技術は別ソフトでの利用も想定します。このため、別ソフト用に開発する技術を本ソフトに適用していくことは、今後もあると思います。
(石井 隆)