パソコンの稼働状況を監視し、あらかじめ設定された条件が満たされると「スリープ」に移行させるソフト。“スリープ中心で節電しながら快適に運用したいが、Windows OS標準のスリープ機能には不満がある”方に最適。「SleepTool」は、さまざまな設定条件でパソコンを自動的に「スリープ」に移行させることができる常駐監視ソフト。単に「待機状態が一定時間続いたらスリープ状態にする」のではなく、CPU使用率やディスク書き込み量などの条件が満たされ、一定時間マウス/キーボードからの入力が行われなかった場合、スリープ状態にする。長時間の作業終了後にスリープに移行させたり、作業中、不用意にスリープに移行するのを防いだりできる。監視条件は複数を設定することが可能。利用できる動作モードは「詳細モード」と、一部の設定および監視項目が簡略化された「簡単モード」の二つ。オプション付きで起動することにより、スリープではなく、休止状態にすることも可能。
監視条件として設定できるのは、
- CPU使用率
- ディスク読み込み量
- ディスク書き込み量
- ネットワーク使用量
- プリントジョブ
- 指定プロセス
- サウンド出力
の各項目(詳細モード)。例えば「ネットワーク使用量」が指定値未満になるとスリープ移行の条件を満たし、指定値以上ではスリープは抑止される。各項目はそれぞれ監視する/しないを個別に設定でき、すべての監視条件が満たされ、指定時間マウス/キーボードが使用されないと、スリープ状態に移行する。「CPU使用率」では、監視対象除外プロセスを指定することもできる。起動後はタスクトレイに常駐。設定はタスクトレイの右クリックで表示されるメニューで行える。メニューでは、詳細モード⇔簡単モードの切り替えを行えるほか、
- アイコンによる状態表示
- スリープ前にバルーン表示
- スリープ前に音で警告
- ログイン時に自動起動
- スリープ復帰時画面オフ
- 監視一時停止
を指定することが可能。「アイコンによる状態表示」では、設定が有効な場合、「SleepTool」がスリープを抑止している要因に応じて、タスクトレイアイコンが変化するようになっている。タスクトレイアイコンへのオンマウスで、CPU使用率、ネットワーク使用量、ディスク書き込み量、ディスク読み込み量の各項目がチップヘルプとして表示される。「SleepTool」は、Windows OSやほかのアプリケーションによるスリープを抑止するものではない。利用する場合は“OS自体のスリープ機能は「なし」または長めの時間に設定すること”が推奨されている。