誤って削除したファイルを簡単な操作で復元できる
エクスプローラやマイコンピュータでファイル削除を実行すると、すぐには削除せずに、ファイルを「ごみ箱」に移動します。そのため、「ごみ箱」を開いてファイルを選択し、「元に戻す」を実行すればファイルを復元することができます。しかし、「ごみ箱を空にする」をすると削除され、復元できなくなります。
「SoftPerfect File Recovery」は、誤って削除したファイルを復元するツールです。「ごみ箱を空にする」を実行しても、ファイルのインデックス(目次)情報を消去するものの、データ自体は残されているという特性を利用してファイルを復元します。サポートしているファイルシステムは、FAT12/FAT16/FAT32/NTFS/NTFS5です。
通常のアプリケーションと異なり、「SoftPerfect File Recovery」の実行ファイルを直接起動して利用します(インストール不要)。USBメモリなどに実行ファイルを保存して持ち歩き、必要なときに起動するといった使い方ができます。実行ファイルのサイズは500KB足らずです。
【使い方】
(1)「file_recovery.exe」を実行し、左上の「場所」欄にあるプルダウンメニューをクリックし、削除してしまったファイルが存在していたドライブを選択します。必要に応じて、右側にある「ファイル名のすべてまたは一部」欄に、検索対象とするファイルの拡張子を(*.jpgのように)ワイルドカードを用いて入力して、表示を絞り込む指定を行います。
(2)画面左上の「検索」ボタンをクリックすると、復元できると思われるファイルがリスト表示されます。リスト上では、各ファイルの「ファイル名」「パス(保存場所)」「ファイルサイズ」「属性」「更新日時」が表示されます。各項目ごとにソート(並び替え)させることもできます。
(3)目当てのファイルが見つかったら選択して「復元」を実行します。
(4)「フォルダの参照」ダイアログが開いたら復元先のドライブやフォルダを指定しますが、このとき、復元元のドライブとは違うドライブを指定する必要があります。
(5)復元処理が実行され、「○○○○ファイルが復元されました。」と表示されたら復元完了です。
必ず復元できるといった保証はありません。該当ファイルが記憶されていた場所に、ほかのファイルの内容が上書きされてしまうと復元できません。誤って削除した場合はすぐに復元処理を行うとよいでしょう。
ソフト名: | SoftPerfect File Recovery |
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動作OS: | Windows 7/Vista/XP/2000 |
機種: | IBM-PC |
種類: | フリーソフト |
作者: | SoftPerfect Research |