画像ファイルにHDR合成を行うとともに、さまざまなレタッチも行える画像処理ソフト
明暗のコントラストが強い写真を撮影する際、暗い個所に露出を合わせると背景が色飛びし、反対に,空をきれいに撮るために空に露出を合わせると建物が真っ暗になってしまうようなことがあります。HDR合成は、露出の異なる複数枚の写真を合成し、色合いやコントラストを調整して画像のインパクトを強め、肉眼で観た風景に近い画像を合成する手法です。
「AutoHDR」では、複数の画像ファイルを用意することなく、HDR合成を行うことができます。画像ファイルを開き、「Process」ボタンをクリックするだけで、デフォルトの設定でHDR合成が行われ、インパクトのある画像に変化します。
「Architecture(建築物)」「Landscape(風景)」「Macro(接写)」「People(人物)」「Transport(乗り物)」「Wildlife(野生動物)」というプリセットも用意されています。人物画像は「People」を選択するというように、被写体に応じて選択しますが、Detail(細部)、Contrast(コントラスト)、Colour(彩度)、Noise(ノイズ)、Shadows(影)、highlights(ハイライト)、Sharpen(シャープさ)の数値を直接、指定することも可能です。
画像サイズを変更する「リサイズ」も可能です。800×600、960×960、1024×1024、1920×1080など、プリセットされたサイズに加え、Maximum Width(横幅の最大値)やMaximum Height(高さの最大値)を指定することもできます。横幅と高さは、どちらか一方のみリサイズすることも可能で、リサイズするタイミングもHDR合成前、HDR合成後のいずれを指定できます。
サムネイル画像を生成することもできます。その際、サムネイル画像のサイズをMaximum Width(横幅の最大値)やMaximum Height(高さの最大値)で指定できます。
ノイズ除去フィルタを利用することもできます。「Soft」「Normal」「Strong」「Stronger」の4種類のフィルタを指定可能です。
ウォーターマーク(透かし)合成機能も用意されています。テキスト(文字列)を合成する場合は、テキストの表示位置を指定して、ウォーターマークとするテキストを入力します。
name(元のファイル名)、ext(拡張子)、n(連番)などの変数を用いて、自動的にファイル名を生成する機能も用意されています。保存可能なファイル形式はJPEG/PNG/GIF/TIFFです。
ソフト名: | AutoHDR |
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動作OS: | Windows 10/8/7/Vista |
機種: | IBM-PC |
種類: | フリーソフト |
作者: | Martin Sykes |