MP3ファイルのID3タグから不要データを削除
iTunesやWinampなどの音楽ライブラリ管理ソフトを利用すると、MP3音楽ファイルの内部(タグ)に、さまざまなデータが記録されます。
データは曲名やアーティスト名などですが、各ソフトの特有の機能のために、ソフト独自のデータが記録されることもあります。
ソフト独自のデータは、他のソフトでは不要なデータであり、通常は削除することができません。
そのため、いろいろなソフトで使用してきたMP3ファイルには、不要なデータが蓄積されている可能性があります。
独自データのために不具合が生じる場合もあります。
たとえば、iTunesの独自データが記録されたMP3ファイルを他のソフトに登録したときに、コメント表示がおかしくなったりします。
TagDietを利用すると、それまでに蓄積された不要なタグデータを一掃することができます。
音楽管理ソフトを変更する時や、使用履歴のよくわからないMP3ファイルをライブラリに追加する時などに利用すると、スッキリします。
元のタグから削除せずに残すデータは以下のとおりです。これ以外は「不要データ」とみなして削除します。
残すデータの種類に関して明確な根拠はありません。適当に決めました。
1. 曲名
2. アーティスト名
3. アルバム名
4. 年
5. ジャンル
6. トラック番号
7. ディスク番号
8. アルバムアーティスト名
9. 作曲者
10. アルバムカバー画像
11. コメント
・元のタグにないデータは記録しません。
・同じ種類のデータが複数ある場合は、1つだけになります。
・ID3v1タグやID3v2タグが多重に記録されている場合は、1つを残して削除します。
・APEタグは削除します。
・非同期化処理されている場合は非同期化を解除します。
・拡張ヘッダや予備領域は削除します。
・ID3v1タグにはID3v2タグからコピーしたデータを記録します。
対応する音楽ファイルはMP3のID3v2.2とID3v2.3です。
ID3v1だけのMP3ファイルに対しては多重タグ削除とAPEタグ削除処理を行います。
RIFF MP3には対応していません。
不要データを選択するなどの、設定機能はありません。
プログラムソースを同梱していますので、開発環境があれば簡単にカスタマイズすることができます。