水、メタノール、二酸化炭素の状態方程式から気相、液相、超臨界領域で密度、熱力学量について計算
わたしは博士課程在籍時に大学の研究の中で、超臨界流体というものを扱っていました。
このときに密度の見積もりは大変重要な役割を果たします。
この密度など諸熱力学量の見積もりについては、多くの実験データを元にした経験的な状態方程式を利用します。
しかしながら、これらの状態方程式は電卓で計算できるような簡単なものではありません。
この煩雑な計算がEOS−SCxならすぐにできます。
EOS−SCxは温度と圧力から密度を計算できます。
また、温度と密度から圧力を計算できます。
さらに、次の熱力学量が状態方程式から計算できます。
融解圧力、飽和圧力、飽和密度、内部エネルギー、エンタルピー、ヘルムホルツ自由エネルギー、ギブス自由エネルギー、エントロピー、定積比熱、定圧比熱、圧縮因子、フガシティー係数、音速、ジュール・トムソン係数、第2ビリアル係数、膨張率、等温圧縮率
状態方程式からではありませんが、経験式のある次の量も計算されます。
粘度、熱伝導率、熱拡散定数 (水、二酸化炭素のみ)誘電率、イオン積、屈折率 (水のみ)
さらには、以上の物理量について多くの状態点を連続で計算して表を作成できます。
おまけに、意外と面倒な計算である単位換算も簡単にできます。
EOS−SCxが、きっとあなたの研究や学習の大きな助けとなるでしょう。
ソフト名: | EOS-SCx |
---|---|
動作OS: | Windows XP/Me/2000/NT/98/95 |
機種: | 汎用 |
種類: | フリーソフト |
作者: | 大森 努 |