JPEGファイルのファイルサイズ縮小を画像の劣化なしに行う
●概要
JPEGファイル画像のファイルサイズの圧縮を行います。
デジタルカメラや一般的なソフトウェアは、応答速度を優先するため(やその他の理由で)、JPEGによる画像圧縮の一部について簡易的な処理を行っています。その部分を処理することによって情報量が減らない形で、つまり画像劣化が起こらない形でファイルサイズを減らします。
撮影情報(Exifデータ)の削除のデータ削減もオプションで行うことが出来ます。
圧縮率は2-20%程度が期待できます。(かなりばらつきがあります)
●説明
このソフトウェアでは、以下の2つの方法で画像のファイルサイズを減らします。
・ ハフマンテーブルの最適化
JPEGファイルは、ハフマンテーブルというものを用いたハフマン圧縮を行います。
ハフマンテーブルはそのデータごとに持つことによって最適な圧縮が出来ますが、処理に時間がかかるのでほとんどのデジタルカメラは、
(ある程度の効果がある)既定のハフマンテーブルを利用しています。
これを最適化することによりファイルサイズを減らします。
・ 撮影情報の削除
デジタルカメラでは、JPEGファイルの中にレンズ絞りやシャッター速度など撮影情報を記録しています
(これをいわゆるexifデータといいます)。
この撮影情報は、実際の画像表示には基本的に影響しません。
ですので、これを削除し、ファイルサイズを減らします。
設定により、この方法を利用するかどうかを指定できます。
もちろん両方とも利用すれば、もっともファイルサイズを減らすことができますし、両方とも指定しなければ、ほとんど減ることはありません。
画像劣化の確認手段としては、【画像ファイルをペイントブラシで開く→ビットマップファイルで保存】
という処理を処理前・処理後の画像ファイルに対して行い、ビットマップファイルのバイナリ比較によって行いました。
# 比較すると、同一であるというのが判ります。
ソフト名: | JPEGファイル圧縮プログラム carmine |
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動作OS: | Windows XP/Me/2000/98 |
機種: | IBM-PC |
種類: | フリーソフト |
作者: | 矢倉 光洋 |