Windows上で動作する半汎用インストーラ
このソフトは,Windows上で動作するアーカイブ配布者用の半汎用インストーラです。複数のフロッピーディスクやCD-ROMから複数のアプリケーションを選び,ハードディスクにインストールする作業を自動化する目的で作成しました。具体的には次のような経緯があり作成に至りました。
書籍や雑誌などの付録ディスクをハードディスクにインストールする際に,多くの場合はDOSのバッチファイルを利用してインストーラを作成していましたが,Windowsにはバッチに相当する機能が標準で用意されておらず,とくにWindowsの入門者にとってインストール作業は,わかりにくい壁となっていました。
Windows上でインストール作業を行うにはSETUP.EXE,またはこれに類するものを使用するのが一般的でしたが,これらは複数のアプリケーションからユーザーが必要とするアプリを選択することはできません。Visual Basic Version 3.0のセットアップキットはよくできていますが,これとて単一のアプリをそれぞれインストールしていくことしかできません。
●できること
インストール設定(スクリプト)ファイルに記述することにより,以下のことができます。
・複数のフロッピーディスクからのインストール
・複数のアプリを一覧表示させ,そのメニューからインストールするアプリを選んでインストール
・デフォルトのINIファイルなどWindowsディレクトリに置きたいファイルをWindowsディレクトリに移動させる。また,SYSTEMディレクトリも同様
・インストールしたアプリやデータをプログラムマネージャに登録
●できないこと(+言い訳)
スクリプトにいくら記述しても以下のことはできません。
・Windows上でインストール設定ファイル(infファイル)を生成させる
そこまでやっている暇がないんだよ〜。
・インストール設定ファイル(infファイル)の賢い記述
現バージョンでは最低限の機能しか用意していないため,式評価などはできません。例えば「このファイルが存在すればラベルXXXにジャンプ」といった高度な記述はサポートしていません。ファイルサイズとの兼合いで難しいのが現実です。
・アンインストールのための機能
これもサイズとの兼ね合いで難しいですね。