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■Windows用アーカイブソフトといえば、まず名前が出てくるLhasa
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いわゆる“定番”ソフトという存在はやはり無視して通れない。これらの定番ソフトがあったからこそ、それらを凌ぐためにいろいろなソフトが開発されてきたのである。
定番の中の超定番といえば、もはや誰でも知ってるたけちん(竹村 嘉人)氏の「Lhasa for Win32」。同氏は画像方面でも超定番化した「Susie」の作者でもある。インストールが簡単、解凍のためのDLLがいらない、ダブルクリックだけで解凍できるというシンプルさが受け、雑誌や付録などにも多数収録・紹介されたウルトラ定番だ。CD-ROMを配布する側からすれば、「Lhasa」1本収録しておけばLZH、ZIPの解凍には困らないため、他のDLLを必要とするユーティリティを避けて「Lhasa」ばかりを使ったのも頷ける。
解凍だけでなく圧縮も、というならUNZIP32.DLLの作者でもあるMicco氏の「LHMelt for Win32」は外せない。もともとUNLHA32.DLLのフロントエンドとして作られたものだけに、UNLHA32.DLLのすべての機能を使うことができる。いまでは各種DLLに対応し、CABやRARであってもDLLさえあれば操作ができるようになっている。今年になってUNZIP32.DLLがパスワードに対応したため、「LHMelt」でもパスワード付きZIPの解凍ができるようになった。
解凍専用、圧縮解凍とくれば、次の定番はファイラタイプだ。コピーや移動などのファイル操作を行うエクスプローラライクなツールに、アーカイブファイルを扱う機能を付加したものが多数ある。そのなかでも定番といえば「FileVisor」だろう。各種のファイル形式への対応はもちろん、エクスプローラ的操作を基本としながら、およそこれだけで考えられるファイル操作がすべてできるのではないかと思えるほどの多数の機能を持つ。
最後に、もともとは海外製・英語版ではあるが、やはり定番化したものに「WinZip」がある。そもそもZIPファイルの圧縮・解凍をサポートしたものがあまりなかった、あったとしても解凍専用だったり、DLLが別途必要だっりとかで二の足を踏む初心者が多かった。ZIPはこれ1本でOKという点で「WinZip」がもてはやされていたのもわかる気がする。現在はVer.7.xまでバージョンが上がっており、いまだに人気は高い。
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