「The Ruins Of The Lost Kingdom」は、剣と魔法を駆使してモンスターと戦いながら、さまざまなクエストにチャレンジする本格的な3DアクションRPG。ゲームの中心となる「シナリオ」モードのほか、「フリー」「ミッション」「マルチプレイ」「プラクティス」を加えた計5種類のモードを楽しむことができる。
ゲームの舞台となるのは、常闇の遺跡「アビスターナ」。世界統一を掲げる騎士国家「リアンツ帝国」と高度な魔法技術を誇る宗教国家「ゼメア強国」の拮抗した二つの強大国が覇権をかけて激しく激突する中、その中間地帯に忽然と姿を現した謎の遺跡だ。光の届かぬ霧深き闇の地にあるその遺跡は、発見の経緯も謎であれば、遺跡も内部も謎に包まれた数多の秘密を秘め、人々の野望を掻き立てる地であった。
当然、リアンツ帝国とゼメア強国の二大国も遺跡の占有を目論んで派兵し、激しい争いを繰り広げたが、本国同士の戦争が激化した結果、この地における争いは収束へと向かうこととなる。その結果、先んじてこの地を探索・調査していたハンターたちの結成する「ハンターギルド」を加えた三つの勢力が微妙なバランスを取るようになった。遺跡の発見からわずか数ヵ月後の現在、図らずもアビスターナには世界の縮図ともいうべき奇妙な状況が現出していた。
「シナリオ」モードには「メインシナリオ」「序章シナリオ」の2種類がある。キャラ選択画面で「???」を主人公とした場合は「序章シナリオ」となる。遺跡を隠し続けてきた霧深き森「セルストーク」をモンスターと戦いながら踏破し、「アビスターナ」にたどり着くまでのショートシナリオをプレイできるようになっている。
「フェルテス」を選択すると「メインシナリオ」をプレイできる。現在のところ第七章までプレイすることが可能。物語は、フェルテスが「カル」という男の情報を求めて「百里眼のエルオ」という情報屋のもとを訪ねたところからはじまる。フェルテスはそこで、情報の代価として「イヴァリーの塔」の内部にいる「マルバス」と呼ばれる魔物の討伐および魔王を模した石像の調査を求められる――というのが第一章の筋立てだ。
プレイヤーが行うべき行動は、一般のRPGと同じ。仲間を集めてパーティを組み、地下墓地や地下聖堂、イヴァリーの塔などでモンスターと戦って経験を積んで、レベルを上げるとともに、モンスターが時折落とすアイテムを拾い集めて換金する。
「The Ruins Of The Lost Kingdom」には、武器や指輪にはそれぞれ「切れ味」と「魔力」というパラメータがあり、攻撃や魔法を使用することで消耗して、威力が落ちる。そのため鍛冶屋でこまめに修理する必要がある。鍛冶屋では、武器・指輪・防具に強化アイテムを合成し、より強力な装備へとパワーアップすることも可能。訓練所で戦技の指導を受けることもできる。
「シナリオ」以外の4モードも「シナリオ」と密接に関連している。例えば、ダンジョンに入るための許可証や使用するスキルやコンボなどは「シナリオ」モードであらかじめ獲得しておく必要があるといった具合だ。
「フリー」は、シナリオとは独立した環境で、さまざまなクエストや遺跡調査、迷宮探索などを行えるモード。フェルテスや仲間のキャラクタを育成したり、装備を調えたい場合に使用したりすることができる。「ミッション」は、制限時間内に与えられた条件での戦闘をこなすモード。「マルチプレイ」は、画面を分割して最大4人のプレイヤーが参加できるミッションチャレンジモード。「プラクティス」は、モンスターを相手に納得のゆくまでコンボを試したり、記録したりできるモードとなっている。「シナリオ」と他のモードを交互にプレイすることでキャラクタを育て、強化することのできる、非常にユニークなシステムだ。