「カベナシ」は、デスクトップの端から端へとポインタをワープさせることができるユーティリティ。使いこなすことで、ポインタの移動距離を減らすことができる。
起動して常駐させている間は、例えばポインタをデスクトップの左端から左へさらに移動させると、右端からポインタが現れるようになる。初期状態では、左右と上下それぞれにループが設定されている。左右、上下のそれぞれで機能をON/OFFできるだけでなく、左から右だけをONにして右から左はOFFにするといった設定も可能だ。
デスクトップの四隅に限り、すり抜けないようにすることも可能で、四隅を使うようなアプリケーションを利用している場合は便利だ。すり抜けを禁止する範囲の大きさは、小と大の2種類から選択できる。
マルチディスプレイにも対応する。マルチディスプレイで使う場合は、「横一列に並べた配置」「縦一列に並べた配置」「変則的な配置」から手動で選択・設定する必要がある。マルチディスプレイですり抜け禁止にしている場合、隣り合うモニタ同士の角だけはすり抜けられるようにすることもできる。
オプションとして、
- ワープ時の時間を指定する「ポインタ転送速度」
- CPU使用率を指定する「パフォーマンス」
- Windows起動時に常駐させる「スタートアップに登録」
といったものがある。