業務中、さまざまな場面でIDやパスワードの入力を求められる方に役立つ、高機能パスワードマネージャ。最大10,000件のID/パスワードを管理できる。
メイン画面は、各ID情報をフォルダツリーで管理するデザイン。各ID情報には、初期状態で「Account ID」と「Password」の項目が設定されているが、これはユーザが自由に変更できる。シリアルナンバー、URL、メールアドレスなどを入力するためのエリアもある。各IDに対してファイルを添付することも可能で、IDに関する書類を格納したい場合に便利だ。
「Account ID」「Password」などの項目は、ボタンクリックだけで登録内容をクリップボードに転送することが可能。さらに、Webページのフォームにクリックで内容を入力することもできる。複数項目の登録内容を続けて入力できるマクロ風の機能もある。
IDを新規登録すると、自動的に「登録日」「パスワードの有効期限」が記録されるようになっている。パスワードの有効期限は登録日から算出され、初期設定では登録日から60日の日付が入力される(設定で日数は変更可能)。パスワードの有効期限を過ぎると、有効期限のボックスが赤くなり、パスワードを変更するよう促してくれる。
マルチユーザに対応し、家族などで使うことも可能。「ID Manager」を起動すると、最初にユーザ名と「ID Manager」用のパスワード入力ダイアログが表示される。「ID Manager」の使用時には、ここでログインする必要がある。IDとは別に、現在「ID Manager」を使用しているユーザの名前、住所、メールアドレス、電話番号などを登録するためのフィールドも用意されており、これらの情報もID内の項目と同様、ボタンクリックだけでフォームなどに入力できるようになっている。
そのほか、文字数や使う文字種を指定するだけで、ランダムな文字列を作成してくれる「パスワード自動生成」機能もある。