「作業の邪魔になるので、画面に余計なものが表示されるのは嫌だ」という人にお勧めなのが、この「WindowsWind〜窓風〜」。タスクトレイにアイコンが表示される以外は画面を使用せず(必要に応じてメイン画面を表示させることも可能)、MIDI音源による風鈴の音色などで涼を感じさせてくれるスグレものだ。たかが音と侮るなかれ。人間のイメージ力は偉大なもので、ただ涼やかな音が時折聞こえるだけで、なぜか暑苦しくて不快なグダグダした気分が改善される。エアコンなどのない部屋の中で、せめて気分だけでもすっきりさせたいという人には特にお勧めしたい。
用意された音は、
- チリンチリンと鳴るガラスの「風鈴」
- メロディを奏でるように風鈴の音が重なる「風鈴市場」
- 電子オルガンのような音のする「電子風鈴」
- 三線による演奏が流れる「沖縄」
- 西洋風の鐘のような音色が鳴る「ウィンドウチャイム」
- ちょっと激しめの潮騒が流れ続ける「さざなみ」
の計6種類。それぞれの音ごとに用意された「風鈴定義ファイル」をテキストエディタなどで書き換えることで、音色や鳴る間隔などをカスタマイズすることもできる。好みや気分に合わせて、手軽に風鈴の鳴る間隔を調節できるのはありがたい。新たな風鈴定義ファイルを作成することで、自分好みのオリジナルの風鈴を作り出すことも可能だ。
風鈴の音量は、タスクトレイアイコンの右クリックメニューまたはメイン画面の「設定」を使って、10%から100%まで10%刻みで変更できる。ボリュームコントロールとは異なり、他のアプリケーションに影響を及ぼすことなく、風鈴の音量だけを調節することが可能だ。そのほか、複数のMIDI音源が搭載されている場合は、演奏に使用するMIDI音源のデバイスを変更することもできる。
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