夏といえば花火、花火といえば夏! というわけで最初に紹介するのが、花火をモチーフにしたスクリーンセーバ「ゆきやまさんの花火スクリーンセーバー 2」。コンビニなどで売っているおもちゃの花火ではない、本格的な打ち上げ花火だ。夏の風物詩ともいうべき、夜空を彩る大輪の花の美しさを画面一杯に楽しむことができる。
起動すると、まず夕焼け空が表示される。日が沈みきって空が真っ暗になるといよいよ花火の打ち上げ開始。最初は単発で牡丹や菊、しだれ柳といった割物や半割物が打ち上げられる。土星のような型物や椰子、上向きに広がる外国風の花火もある。
時間の経過につれ、花火の発射間隔はどんどん狭まる。一度に何発も打ち上げられるようになり、画面を色とりどりの各種花火が埋め尽くす(混合スターマインの状態といってよい)。まさに百花繚乱という言葉そのものだ。豪華絢爛な大玉が惜しみなく次々と炸裂するのは圧巻。打ち上げのインターバルで画面が真っ暗になる直前の花火の余韻が残る演出もニクい。
さらに、金色単色の牡丹が速射連発されて画面が金色一色に埋め尽くされる「金一色モード」も時折、発生する。なんといってもゴージャスで、またそれだけでなく、何か心に残る特別な美しさがある。このスクリーンセーバの一番の見せ場といってもよいのではないだろうか。金色の美しさももちろんだが、他のモードとは異なり、1種類の花火だけで画面が埋め尽くされるのも印象深い理由のひとつだろう。
音もすばらしい。花火玉が上昇中に発する「ヒュー」という昇笛の音や「ポンポン」「ドン、パラパラパラ」といった炸裂音が耳に心地よい。花火が開くのと音が聞こえるのの間にタイムラグがあるのも凝った演出だ。「音付き版」のほかに「音無し版」も同梱されており、職場など、音を出したくない場所でも利用できるのがうれしい。