やる気が起きないことの原因には、いまやっている仕事の成果が見えない、あるいは、仕事全体のどの段階にいるかが見えない、つまり“終わりが見えない”こともあるだろう。そんなときは、仕事の全体像を整理してみるのもよいかもしれない。
「D-Check」は、付箋と同じ感覚でデスクトップに貼っておけるチェックリスト表示、いわゆるToDoソフト。1枚の付箋の中に「見出し」と「明細」の階層構造を作れるのが特徴だ。もちろん付箋と同様に何枚でも作れるから、複数の仕事を抱えているときなど、それぞれについて整理することができる。
付箋の大きさや背景色、透明度、タイトルバーや枠の有無は付箋ごとに自在に変更できる。「見出し」や「明細」の入力は、付箋上のコンテキストメニューから行うが、付箋に直接入力できるので便利。クリップボードの文字列をそのまま入力することも可能だ。ダイアログから文字色の指定や、日付の挿入なども行うことができる。また、「見出し」は折りたたみ表示ができるようになっている。
「明細」の1行目にコマンド(プログラム)を記述することで、そのコマンドを実行する機能もある(付箋上の表示から1行目の記述を見えなくすることが可能)。例えば、「明細」が文書を編集する作業であれば、文書作成ソフトをコマンドとして記述しておくことで、ソフトを起動して作業をはじめられるというわけだ。
「明細」の状態は「未チェック」「チェック」「完了」「削除」の四つから選択できる。ここでの「削除」は付箋上から削除するのではなく、完了扱いにした上で取消線を引くというもの。また、「明細」にはアラームを設定することができ、設定した時刻になるとメッセージと音で通知するか、コマンド実行を行うことができる。
付箋の表示/非表示は、付箋上のコンテキストメニューまたはタスクトレイアイコンから切り替えが可能。表示のスケジューリング機能もあり、表示開始時間/表示時間/表示終了時間/付箋削除時間を設定して、自動で表示/非表示/削除を行うこともできる。