◆WYSIWYGを実現。テキストデータを美しく整形表示してくれる
編集中の文書をさまざまなスタイルで切り替えて表示できることが特徴のテキストエディタ。縦書き、横書きのどちらにも対応していて、美しい画面を見ながら手書きに近い感覚で文書作成が行える。
|
エディタとは思えないほどの優れた表現能力が特徴の「O's Editor」。テキストエディタではあるが、“読むためのソフト”といしての側面も併せ持つ
|
もちろん文書作成だけでなく、読む際にも威力を発揮する。読書に向いた目に優しい画面も用意されているので、テキストデータの形式で提供されたマニュアルや小説などをむのに最適だ。WYSIWYGを実現しており、画面表示のイメージそのままに印刷することもできる。
◆編集、読書、印刷のそれぞれに適したスタイルがあらかじめ用意されている
標準で装備されているスタイルは、O's Editorのデフォルトである「標準スタイル」、一般的なテキストエディタ画面である「シンプル」のほか、「大学ノート」「原稿用紙」「青空文庫入力校正」「読書」「A4横書き」「シナリオ」など計14種類。このうち、青空文庫入力校正は、著作権フリーの小説などを電子化して配布する 青空文庫 というグループのテキストファイルに対応した原稿用紙スタイル。青空文庫形式で入力された文書のルビや脚注を処理してくれる。また、読書も同様に青空文庫形式に対応しており、実際の文庫本に近いフォントや背景色で美しく文章を表示してくれる。大学ノート、原稿用紙などは文字通りの体裁であり、紙に書いているのと同様の感覚で文書入力が行える。
原稿用紙とシナリオには印刷専用のスタイルも用意されているほか、「便箋(横書き)」「便箋(縦書き)」といった印刷スタイルもある。
スタイルは自由にカスタマイズ・新規作成することができる。スタイルによって指定できる項目は、桁数やフォント、タブや改行の表示、行番号の表示、禁則処理など、一般的なテキストエディタで設定できる内容にとどまらず、段組やふりがな、脚注マーク、脚注文、縦書き横書き、原稿用紙風の罫線の表示など、実に多岐にわたる。スタイルには編集専用と印刷兼用の2種類があり、行間や桁間などは、編集専用ではドット単位、印刷兼用では0.1mm単位で設定することが可能だ。テキストエディタにはめずらしく画面の表示倍率を指定することもできる。
1文書に対して複数のスタイルをタブ切り替えで表示するため、当然といえば当然だろうが、SDI形式である。
|