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計算機機能など、多彩な機能を備えたテキストエディタ
雪煙エディター スタンダード版
Version 2.3
圧縮ファイルからのテキストの読み込みや計算機機能など、特徴ある機能を多く備えたSDIタイプのテキストエディタ。
計算機機能というのは、テキストフィールドに計算式を入力してシフトキーを押しながら改行すると、次の行にその計算結果が表示されるというもの。計算式には四則演算だけでなく、指数、三角比、対数、円周率、平方根、論理演算などが使用できる。また、これらに加えて変数も使用できる「雪煙電卓」も付属している。
ローマ字入力で「<」と「>」でくくられた文字列を入力すると、半角の英数に変換する「HTML強制変換機能」や、入力された全角英数字をすべて半角英数字に変換する「英数字強制変換機能」もある。これらの機能はメニューバー左端のマークをクリックするだけで有効/無効を切り替えることができるのが便利だ。
そのほか、メモを階層上に管理するメモデータベース管理機能やファイルを暗号化する機能、起動中のすべての「雪煙エディター」上で文字列を検索する機能、キーマクロ機能、BASICライクな言語によるマクロプログラミングなどといった多彩な機能を備えている。
シェアウェアのスタンダード版のほかに、一部機能を制限したフリーソフト「雪煙エディター フリー版」もある。
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付加機能が豊富で、おもしろいソフトだ。このソフトは、比較的小さめの文章やメモの類を編集するのに向いているだろう。例えば、計算機機能を使って計算をし、すべての計算課程とその際の覚え書きをなどをメモとして残しておくことができるし、メモ管理機能を使用して多数のメモを階層的に分類して管理することもできる。また、各種のHTML入力支援機能もあるので、ホームページの作成にも有用だろう。
エディタとしての機能は、無制限アンドゥ、ウィンドウ分割表示、一時保存、バックアップファイル作成、自動バックアップなど、メモなどの文章を作成するのには十分なものを備えている。ただし、現在のバージョンでは、1行の文字数を指定できない、改行やタブなどの特殊文字を表示できない、などの問題があり、書類や原稿などの実務系の文章を作成するのには若干不向きに思える。今後の改善を期待したい。
(秋山 俊)
作者のホームページはこちら。
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ソフト作者からひとこと
「雪煙」は、いろいろな機能があるテキストエディタです。しかし、機能におぼれないよう、実際の開発では例えば、普段のエディタとして使ってみて、メニューを開いた回数を調べて、それによってスピードバーのボタンを選んでいったりと、実際に使う場合にどうあってほしいかを吟味しました。「上書き保存」の隣に小さく貼り付いている「名前を付けて保存」などのボタンはその結果です。
各機能を実際に「使える」ように配置する、それが「雪煙」の制作コンセプトです。エディタは多かれ少なかれ誰でも使うソフトなので、一度試してみてください。
(坂本 俊之)
※ この記事は、'99年1月28日に公開されました。
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