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さらにパワーアップした“傑作”コミカルアクションゲーム
もずポンDX for Windows
Version 1.0.0
「もずもず君」というキャラクタをパドル代わりに、ボールならぬ「ぶたさん」をヘディングで弾き返してタマゴを割るというブロック崩し風ゲーム。タマゴが割れると右画面のようにひよこが落ちてくるので、それを「もずもず君」でキャッチしてやれば得点になる。連続キャッチすると得点が増えるほか、ひよこを12匹キャッチすると「ひよこルーレット」が回っていろいろなボーナスがもらえる。
もちろん「ぶたさん」の数には限りがあり、すべて落とすとゲームオーバー。また、各ステージの途中で「じょせふぃーぬ」という怪獣が登場する。これに抱きつかれると「もずもず君」はしばらく動けなくなってしまうので、いかに「じょせふぃーぬ」を避けながらプレイするかが勝負だ。
ゲームは難易度によって3レベルあり、それぞれ面のレイアウトが異なる。またクリアした面のプレイを再生する機能や、ステージエディタ機能もある。試用期間中は4面までプレイ可能。
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プレイ自体はブロック崩しそのものといってもいいのだが、単なる亜流に終わらない楽しさにあふれている。特にキャラクタの動きや軽快なBGMは、何ともいえないコミカルな味わい。ゲームバランスも良好で、誰でも気軽に遊べ、なおかつ飽きのこないゲームだ。
「もずポン」にはすでにMac版があり、そちらも好ゲームだったが、Windows版は“Deluxe”とつくだけあって画面効果やサウンドなども大幅にパワーアップしているし、新登場のボスキャラもなかなかおもしろい。しかし何といっても印象的なのはやはり「じょせふぃーぬ」。普段は裸だが、ときどきいろいろなコスチュームを着て現れる。特にバレエの衣裳を身にまとい踊る姿は必見! 右画面では動きが伝わらないのがもどかしい。Mac版ではいわば単なるおじゃまアイテムだったが、ここに来て「怪しいキャラクタ」としての個性を確立したようだ(笑)。
いまコレを読んでいるあなたが仮に元Macユーザで、すでにMac版をプレイしたことがあり、なおかつ「Windows版はシェアウェアになっちゃったんだよなー」と思っているとしても、プレイしてみる価値は十分にあると断言しよう。
なお、Windows 98ユーザ以外は、動作にはDirectX 5以上が必要。
(福住 護)
作者のホームページはこちら。
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ソフト作者からひとこと
これはゲーム作りに限った話ではないんですが、「もずポンDX」で最も苦労した点は「完成させること」だったと思います。たとえて言うならば、障害物競走+マラソンってところでしょうか。網をくぐりハードルを倒しながら、ひたすら見えないゴールを目指す、そんな孤独な作業が続きます。唯一の救いは、終点が見えるころはコースが下り坂になり、テープを切るころにはスカイダイビング(やったことはないけど)に似た爽快感が得られるという点です。このプログラマーズハイのためにゲームを作っているのだとしたら、私は長生きできないかもしれませんねぇ(苦笑)。
なんて作者の愚痴を読んでる時間があったら遊んでやってくださいな。あ、そうそう、マウスに八つ当たりしちゃダメですよ。
(長松 昭)
※ この記事は、'99年1月28日に公開されました。
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