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テレビ業界を舞台にした視聴率争奪ボードゲーム
ででんパ Limited Edition Version 1.0
for Windows ゲーム NEW サンプル

ででんパ Limited Edition 視聴率の決定を待つ。ここは黙って上がるのを祈るだけ テレビ局の視聴率戦争をモチーフにしたゲームで、2月に発売される予定のパッケージソフト「ででんパ」のいくつかの機能を制限した体験版。システムはいわゆるボードゲームで、サイコロによって、流れが大きく変わってくるタイプのゲームだ。

プレイヤーはテレビ局の社長となり、他3社のライバル局と視聴率争いを繰り広げ、最終的により多く収益を上げることが目的。1週間の番組予定表をサイコロの目に従って移動しながら、「街の噂」も参考にしつつ、視聴率をより多く獲得できそうな番組を制作していく。1週間のターンを4回(ゲーム上での1ヵ月間)繰り返すと、制作した番組が放送され、視聴率・収益がはじき出される。これを1年間繰り返すと年度末決算が表示され、勝負が決まる。

1月は正月用の特番が放送される。番組はランク下位の局から選択 ゲームが単調になってしまわないよう、各種イベントや特殊カードによって他プレイヤーの妨害や自局番組のテコ入れができるなどの工夫も施されている。

製品版と比較した場合、対人間のプレイができない、製作可能な番組に制限がある、プレイ期間は1年間のみという条件があるものの、どのようなゲームかを知ること、楽しむことは十分可能だ。

reviewer's EYE サイコロで運命が決まるゲームにはありがちのことだが、偶然性が非常に強いということをプレイ前に頭に叩き込んでおこう。

各局のタイムテーブル表。他局の裏番組も要チェックである テレビ番組の特性上、時間枠というものが非常に重要視されており、例えば基準視聴率や最低視聴率(収益や番組打ち切りに関わってくる)、制作費が、同じ番組を作っても時間枠によって変わってくる。よって、夜のゴールデンタイムのマスにばかり止まっていると制作費がかかりまくってしまったり、逆に朝や深夜に止まり続けると、制作費は安くあがるが視聴率もさほど稼げないというジレンマに陥ることになる。また肝心の番組だが、当然どこかの局が製作している番組を自局で製作することはできない。つまり、早い者勝ちということになる。前述した時間枠のジレンマにこれが加わると、かなり頭を悩ませることになるだろう。

この「Limited Edition」では対コンピュータ戦しかできないが、ボードゲームは対人間で真価を発揮する。できれば対人間機能もほしいところだが、「あとは製品版で」ということだろう。

なお、Windows 95のユーザは動作にDirectXが必要。
(芹澤 亮)

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ソフト作者からひとこと
私はボードゲームが大好きです。「モノポリー」(ハズブロー)や「人生ゲーム」(タカラ)、「桃太郎電鉄」(ハドソン)等々にはどれも深い思い出があります。しかしPCゲームではなかなかこの手のソフトがありません。たしかにPCは名前の通りパーソナルなコンピュータなのですが、環境の進化の進む昨今、モニタも大きくなり、ノートPCも見やすく、モバイルなどもバッチリの状況になっていることを考えると、たまには複数人で楽しむのもよいかなと思います。

また、テレビっ子として育った私は、テレビの世界のおもしろさをゲームにしたいと常々思っておりました。見ている者にはわからないテレビ業界の方々の取り組みやご苦労には興味深いものがあります。これらをひっくるめてカタチにしたのが、この「ででんパ」な のです。

このゲームでは、多くのみなさんに気楽に楽しんでいただけることを第一に考えています。番組を作って、放送し、収益を上げることを繰り返すのですが、サイコロを振って移動するスゴロクタイプのゲーム進行は、ゲームがはじめてのお父さん、お母さんでも簡単に理解できるはずです。もちろんボードゲームに欠かせないカードやイベントも盛りだくさんですので、この手のゲームが好きな方にも楽しんでいただけるはずです。こちらの技術が未熟なこともあり、ネットワーク対戦はできませんが、ボードゲームは互いの顔を見ながら、ああだこうだ言いながら進めるのがおもしろさの一つと思います。ファイルサイズがちょっと大きくて申し訳ないのですが、まずは体験版「ででんパ Limited Edition」の一人プレイで、「ででんパ」の世界をお楽しみいただければ幸いです。
(制作ディレクター・西多 純)

※ この記事は、'99年1月21日に公開されました。


Download
「ででんパ Limited Edition」のダウンロードページにジャンプします。ダウンロードページからソフトをダウンロードできます。ダウンロードページには、作者データページへのリンクもあります。

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