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テレビ業界を舞台にした視聴率争奪ボードゲーム
ででんパ Limited Edition Version 1.0 |
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サイコロで運命が決まるゲームにはありがちのことだが、偶然性が非常に強いということをプレイ前に頭に叩き込んでおこう。
テレビ番組の特性上、時間枠というものが非常に重要視されており、例えば基準視聴率や最低視聴率(収益や番組打ち切りに関わってくる)、制作費が、同じ番組を作っても時間枠によって変わってくる。よって、夜のゴールデンタイムのマスにばかり止まっていると制作費がかかりまくってしまったり、逆に朝や深夜に止まり続けると、制作費は安くあがるが視聴率もさほど稼げないというジレンマに陥ることになる。また肝心の番組だが、当然どこかの局が製作している番組を自局で製作することはできない。つまり、早い者勝ちということになる。前述した時間枠のジレンマにこれが加わると、かなり頭を悩ませることになるだろう。 この「Limited Edition」では対コンピュータ戦しかできないが、ボードゲームは対人間で真価を発揮する。できれば対人間機能もほしいところだが、「あとは製品版で」ということだろう。 なお、Windows 95のユーザは動作にDirectXが必要。
(芹澤 亮)
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ソフト作者からひとこと
私はボードゲームが大好きです。「モノポリー」(ハズブロー)や「人生ゲーム」(タカラ)、「桃太郎電鉄」(ハドソン)等々にはどれも深い思い出があります。しかしPCゲームではなかなかこの手のソフトがありません。たしかにPCは名前の通りパーソナルなコンピュータなのですが、環境の進化の進む昨今、モニタも大きくなり、ノートPCも見やすく、モバイルなどもバッチリの状況になっていることを考えると、たまには複数人で楽しむのもよいかなと思います。 また、テレビっ子として育った私は、テレビの世界のおもしろさをゲームにしたいと常々思っておりました。見ている者にはわからないテレビ業界の方々の取り組みやご苦労には興味深いものがあります。これらをひっくるめてカタチにしたのが、この「ででんパ」な のです。 このゲームでは、多くのみなさんに気楽に楽しんでいただけることを第一に考えています。番組を作って、放送し、収益を上げることを繰り返すのですが、サイコロを振って移動するスゴロクタイプのゲーム進行は、ゲームがはじめてのお父さん、お母さんでも簡単に理解できるはずです。もちろんボードゲームに欠かせないカードやイベントも盛りだくさんですので、この手のゲームが好きな方にも楽しんでいただけるはずです。こちらの技術が未熟なこともあり、ネットワーク対戦はできませんが、ボードゲームは互いの顔を見ながら、ああだこうだ言いながら進めるのがおもしろさの一つと思います。ファイルサイズがちょっと大きくて申し訳ないのですが、まずは体験版「ででんパ Limited Edition」の一人プレイで、「ででんパ」の世界をお楽しみいただければ幸いです。 (制作ディレクター・西多 純)
※ この記事は、'99年1月21日に公開されました。
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