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デスクトップ画面上の動きを手軽に録画できるユーティリティ
HyperCam
Version 1.33-J
画面上で行われるすべての操作をキャプチャし、ビデオファイルに保存するユーティリティ。録画可能な範囲は、画面上の任意の領域のほか、あらかじめ指定された特定のウィンドウ内部だけといった指定もできる。画面サイズを一定にしたまま、キャプチャ範囲をマウスの移動に追従させる「パンロックモード」というモードもある。
キャプチャされたファイルはWindows標準のAVIファイルとして保存される。キャプチャ時に、リアルタイムに圧縮コーデックを適用することもできるが、圧縮には当然時間がかかるので、非力なPCでは非圧縮を使う方がよいだろう。キャプチャ時のフレームレートも自由に設定できるが、あまり高いレートを設定しても取りこぼしが多くなるだけなので注意が必要。
サウンド機能が搭載されているPCでは、画像のキャプチャと同時に音声のキャプチャもできる。マイクによるナレーションの付加を行うときに有効だろう。サンプリングはモノラルだが、ビット数やサンプリングレートは選択可能だ。
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画面操作をそのまま動画で再生するというのは、PCの操作説明などを行う場合、非常に有効な手段だ。そのためか、このHyperCamのようなソフトは市販アプリケーションでも存在するのだが、動作プラットフォームが限られていたり、高価だったりするのが難点だった。
それに対してHyperCamは、シェアウェアとしては決して安価な部類とはいえないが、ソフトの機能を考えればなかなか魅力的だ。キャプチャモードは十分に揃っているし、何といっても生成されるファイルがAVIファイルというのがうれしい。一般的なビデオ編集ソフトを用いて、キャプチャされた結果を編集することができるからだ。多彩なキャプチャモードを駆使してきれいに編集してやれば、かなりインパクトのある操作説明ビデオが実現できるだろう。
ただし、大きな画面サイズや高いフレームレートでの取り込みには、大容量でかつ高速なハードディスクが必要になる。ソフトの使い方自体は決して難しくはないが、効果的に使いこなすには、ハードウェアリソースを含めて十分な準備が必要になるかもしれない。
(天野 司)
作者のホームページ(Hyperionics(英語))はこちら。また、日本語版HyperCamを扱うOddieSoftのホームページはこちら。
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ソフト作者からひとこと
■ユーザの方からの感想
- 現在、NT 4.0上でHyperCamを使用しておりますが大変好調で満足しております。
- 操作方法なんかを説明するためのAVIなんかも作れそうです。私の場合、シェアウェア登録する第1号になります。お金を払ってまで使いたいと思ったソフトがなかったもので……。
- 使えそうなプログラムだと思います。
- 役に立つソフトをありがとうございます。これからも、お願いします。
- 同種他製品より使い勝手がよく、マルチメディア教材作成に使用致します。
(OddieSoft)
※ この記事は、'98年12月17日に公開されました。
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「HyperCam」の最新版および関連ソフトです(ソフトのバージョンは、記事中で紹介したものと異なる場合があります)。なお、ソフトをダウンロードするには、右側の[Download]ボタン(または[http]ボタン)をクリックしてください。下線付きのソフト名をクリックすると、ソフトに関する詳細な解説が参照できます。
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