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音楽知識のない人でも簡単に楽しめる!! 自動作曲システム
Virtual Composer Version 2.2
for Windows 画像&サウンド NEW フリーソフト

Virtual Composer 曲の感じはスライドバーで決定し、「作曲」ボタンですぐに聞くことができる 入力した歌詞と指定されたパラメータに従って自動作曲を行うソフト。

歌詞やパラメータ、楽器を指定することで作曲を行い、その場で再生できる。作った曲はパラメータを含むvcsファイル(VC設定ファイル)として保存できるほか、MIDIデータ(SMF : Satndard MIDI File format 0)として出力することも可能だ。再生はMIDIを通す。本来はPCMとして再生したり保存することもできるとのことだが、このバージョンは配布用簡易版のため、PCM機能は省略されている。

楽器はこれだけの種類が用意される。ジャンルから選択してもそれらしいものができる 設定できるパラメータには、曲の感じ、激しさ、速さ、リズム強度と音域指定があり、さらにジャンル(ロック、テクノ、フォークなど)から選択するか、使用する楽器を任意に指定することでフィーリングを変えることができる。

歌詞は1ブロックが最大8フレーズまで。A、B、C、サビまでが1コーラス 歌詞はA、B、C、サビというブロックに分けて作成するようになっており、このブロックの順番を指定したり、Virtual Composerに自動的に選択してもらうことによって曲を構成する仕組みだ。

基本的には「歌詞のフレーズ長」と「マイナーかメジャーか」「激しさ(ゆっくりか激しいか)」で曲調はほぼ決定し、速さとリズムは伴奏のアレンジに影響する。伴奏なしのメロディラインのみを作曲することもできる。

reviewer's EYE 久々に楽しいソフトだった。「徹夜でGO」などという適当な歌詞をつけて「テクノポップ」を選択、速め速めの曲調にしたら、そのへんのハヤリモノよりずっとカッコイイものを作ってくれたのである。さしずめ電気グルーヴとかavex系といったところだろうか。どこかで聞いたような気がするとは思いつつ、リズムがいいのでつい足が動いてしまう。そのままテンポを緩やかにして、楽器をピアノだけにしてみたら、TVドラマのエンディングで使えそうな曲が出てきた。

なるほど、パラメータと楽器、音域を変えるだけでかなり違った感じになる。フレーズ長やジャンルが同じままだと多少テンポを変えても曲の感じも似たようなものになるが、マイナーとメジャーの区別ははっきりついている。曲の途中で転調がかなり入るのだが、これもパラメータによってずいぶん変化する。

再生中に曲にあわせた歌詞表示ができればもっとよいのだが 惜しいのは曲の再生中に歌詞が追従表示されないこと。歌詞ウィンドウを開いておくことはできるのだが、カラオケのような使い方はできない。曲に連動して歌詞の色が変わる表示機能を付けてくれればもっと楽しめるのだが。

なお、12月16日現在の最新版はVer.2.3。これはVer.2.2に対し若干のバグ修正を施したバージョン(作者のホームページよりダウンロード可能)。
(藤田 洋史)

ホームページ 作者のホームページはこちら

ソフト作者からひとこと
Virtual Composerはもともと第9回全国高専プログラミングコンテストに出展するために生まれた作品です。Virtual Composer 2.0 は予選を通過し、本選では敢闘賞を受賞しました。Ver.2.0ではMIDI音源エミュレータや楽譜出力機能も備えていましたが、データサイズが大きく、まだバグも多かったのでそれを削ったのが、Ver.2.2です。

制作チームでは'99年4月1日を目標にVirtual Composer 3.0を制作しています。現行バージョンではどうしても「どこを歌っているのかわからない」「同じような曲ばかりできてしまう」「メロディが不自然」等の欠点があると思っています。Ver.3.0ではその欠点をどう克服するか、ご期待ください。
(制作者代表・中山 慎一郎)

※ この記事は、'98年12月17日に公開されました。


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「Virtual Composer」の最新版および関連ソフトです(ソフトのバージョンは、記事中で紹介したものと異なる場合があります)。なお、ソフトをダウンロードするには、右側の[Download]ボタン(または[http]ボタン)をクリックしてください。下線付きのソフト名をクリックすると、ソフトに関する詳細な解説が参照できます。

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