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「シナリオ」により、閲覧のための操作を自動実行できるWeb自動閲覧ソフト
SiteCruise/Personal Version 1.02
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フリーソフト、シェアウェアを含め、“Web自動巡回”機能を提供するソフトは数多い。市販のパッケージソフトにも安価かつ高機能なものがあるし、またIE 4.0のように、ブラウザ側の標準機能として巡回機能を持っているソフトもある。
こうした中で、このSiteCruise/Personalは同種他ソフトとはまったく違った切り口でWeb自動巡回を実現した、非常にユニークなソフトといえる。Web自動巡回ソフトというよりは、“Webブラウザの自動操作ソフト”といった意味合いが強いソフトであるが、定期巡回のブラウジングをスムーズに進められるという点では、便利なことには違いない。リンクの先読み機能をうまく使えば、アナログダイヤルアップのような遅い回線でも、ストレスを感じさせないWebサーフィンが行える。 ホームページが自動でスクロールしたり、スクリーンセーバとしても使えるあたりなどは、これまでの自動巡回ソフトにない楽しみを提供するという点から見て、非常に興味深い。たとえブラウザが一括ダウンロードを実現しても、こうしたおもしろい機能を持ったソフトであれば十分に対抗できるはず。SiteCruse/Personalはこうした意味で、着眼点のおもしろさが光るソフトといえるだろう。
(天野 司)
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ソフト作者からひとこと
ソフトを開発しようと思った動機、背景 : 年配の方とか家庭の主婦のように、どうもキーボードやマウスを使うのは苦手というようなユーザにはインターネットはまだ敷居が高く、便利な情報がたくさんあることは知っているのに、絶対に使おうとはしない人がたくさんいます。でも、そういう人たちもテレビならば見ます。「できるだけテレビのような単純な操作でWeb上の情報を見れるようにして、インターネットユーザの裾野を拡げたい」――そう思ったのがこのソフトを開発するきっかけでした。 開発中に苦労した点 : 機能自体は、比較的短期間で開発したのですが、複数の種類のブラウザ、OS、コンピュータ上での動作テストをきちんと行うのがとても大変でした。 ユーザにお勧めする使い方 : 毎日必ず見るようなおきまりのページは、シナリオに登録しておき、それを毎日実行することをお勧めします。スクリーンセーバに設定しておくと、見逃さず便利です。リンクがたくさん張られているメニューページを見たら、まずオートクルーズして自動閲覧。コントロールパネルを使いながら、自分のタイミングでページをめくるのもいいでしょう。画像の多いサイトで一度使ったら、このソフトなしではネットサーフィンできなくなりますよ、きっと。 今後のバージョンアップ予定 : 2ヵ月に1回くらいのペースでバージョンアップを続けていく予定です。ユーザの皆さんからの要求の多いものから順に、機能を追加しています。Ver.1.10からは、使い勝手が大幅に向上します。 (NECインキュベーションセンター)
※ この記事は、'98年10月22日に公開されました。
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