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チャットソフトにデスクトップマスコットが合体
電脳師セバスチャン Version 2.0
for Windows インターネット&通信 NEW シェアウェア 2,200円

電脳師セバスチャン チャット中の風景。フキダシとログウィンドウの両方でメッセージが見える デスクトップ上で動くマスコットが付属した、LAN環境で使えるチャットシステム。初期状態では5種類のマスコット(キャラクタ)が用意されており、それぞれごとに起動時のあいさつの仕方が違うという性格づけがなされている。

キャラクタは、プラグインを追加することで数を増やしたり機能拡張することができる。また、キャラクタの表情や動きなどは、チャットツールバー右下の「普喜怒哀考驚困」で簡単に指定できるようになっている。なお、試用中はチャットのハンドルに「試用中」の文字が追加される。

キャラクタは5人から選べる。初期値はセバスチャン ネットワークプロトコルとして使うのはTCP/IP。DirectXに含まれるDirectPlayを経由して使うようになっている。もともとLAN用だが、インターネット経由でもモデム経由でもOK。Windows 95同士のワークグループでもTCP/IPが入っていれば使える。固定IPアドレスを持つ必要はなく、MN128-SOHOを使ったDHCPのクライアント状態でも相手を見つけることができる。

キャラクタをダブルクリックするとメニューが表示される メインの機能は、リアルタイムチャットと伝言板。ハウスというメニューはタスクトレイへ格納することを意味する。チャットルーム開設時に自動的に伝言板が開かれ、相手を呼ぶことができるようになっている。

なお、動作にはDirectX 3以降が必要。

reviewer's EYE 伝言が届けられると、このようにキャラクタがポップアップする ちょうどMicrosoft Chat(通称コミックチャット)からキャラクタだけ抜き出したような感じ。ログ表示のある入力バーを使ってリアルタイムにやりとりする。それぞれのユーザのキャラクタが画面に表示され、吹き出しの中に各セリフが出てくる。人物なりの表情と仕種をするので、キャラとユーザをうまく合わせれば、実際に相手がそこにいるような感じがして、かなりおもしろい。キャラが少し大きめなため、デスクトップが狭いとちょっとうっとうしく感じるかも。

伝言板は相手側のパソコンに自分の使っているキャラクタが表示され、メッセージがあることを通知し、表示し終わると消える。ちょうどポップアップメッセンジャという感じだ。伝言板はいきなりキャラクタが現れるのでちょっとびっくりするが、ちゃんと返信機能も付いているので、これだけでもチャットといえなくもない。どちらかといえばチャットより伝言板の方がおもしろいかも。伝言板のメッセージは「相手の名前<ホスト名またはIPアドレス>」の形で届け先を指定する。ホスト名にはそれぞれのコンピュータに付けられた名前を設定する。

伝言板の動作は必ずしも軽快とはいえないが、LAN内で使う分には快適。ただし、マシンパワーをかなり使うので、少なくともPentium/166MHz(程度)以上でないと、何をするにも“かったるさ”がつきまとうだろう。

Windows 95同士のローカルネットワークで、DNSが存在しない場合は、IPアドレスを固定した方が使いやすいだろう。なお、MN128-SOHOでDHCPを使っている場合、ルーティングから外さないといちいちダイヤルアップ接続されてしまう。これはソフトのせいではなく、MN128-SOHO側の設定の問題。
(藤田 洋史)

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ソフト作者からひとこと
電脳師セバスチャンは、「チャットに表情をつけたい」という考えからスタートしました。

最初は3Dでキャラクタを作りはじめましたが、モデリングや表情表現の難しさに負け、2Dでの発表になってしまいました。ただ、キャラクタの「かわいらしさ」はそれなりに表現できたと自負しておりますので、アクションさせてみてください。

アニメーション表現の強化、キャラクタ別の性格づけ、キャラクタ仲間の追加などを行い、セバスチャンワールドを充実させてゆくつもりでおりますので、ぜひ一緒に遊んでみてください。
(株式会社茨城エンジニアリング 第1開発部)

※ この記事は、98年9月17日に公開されました。


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「電脳師セバスチャン」の最新版および関連ソフトです(ソフトのバージョンは、記事中で紹介したものと異なる場合があります)。なお、ソフトをダウンロードするには、右側の[Download]ボタン(または[http]ボタン)をクリックしてください。下線付きのソフト名をクリックすると、ソフトに関する詳細な解説が参照できます。

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