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便利なテキスト変換・整形ツール
TextShop
Version 2.21
す べての操作をマウスで行える、初心者にも使いやすいテキスト処理ツール。文字コードの違いにより読むことができないメールを読めるように変換したり、テキストデータを表計算ソフトやデータベースソフトに読み込ませるための下処理をするなど、用途は広い。
■こんな人にお勧め!!
届いたメールの中身がわけのわからない文字列ばかりで読めなくて困っているという人、テキストファイルを表計算ソフトやデータベースソフトに読み込ませるためにデータの整形を一つひとつ手で行っている人などにお勧め!!
GUIに対応したテキスト処理ツール
「TextShop」は文字コードの変換や、さまざまなテキストの整形処理を行うためのツールだ。シフトJIS、JIS、EUCコードの相互変換や、シフトJISとMIMEの相互変換、全角半角、大文字小文字、ひらがなカタカナの相互変換、Windows、UNIX、Macintoshに対応した改行コードの相互変換、文字や連番の埋め込み・挿入、行の桁折りや1行化、インデント処理、行の前後の空白の除去、文字数のカウント、などなど、豊富な処理を行える。
さらに、上に挙げたようなすべての操作をマウスによって行うことができる。インターネットの普及にともない、初心者でも文字コードの変換処理を必要とする場面が増えてきたので、この操作性のよさはうれしい。パソコン初心者にも使いやすいツールといえるだろう。
操作は簡単、マクロ機能が便利
「TextShop」の操作は非常に簡単だ。まず、処理をしたいファイルを読み込むかクリップボードからテキストを貼りつける。これによって新規のウィンドウが開くので、変換もしくは整形したい部分を選択する。選択は行単位で行われ、特定の文字列を含むなど条件にあった行だけを選択させたり、現在選択している行以外の行を選択させるといったこともできる。最後に、整形や変換のメニューの中から処理を選ぶ。操作はこれだけだ。
操作はマウスだけでなくキーボードで行うこともできる。キーカスタマイズも可能だ。また、キーボードマクロの機能もあるため、これを使用して操作手順を記録すれば、面倒な操作を何回も繰り返す必要がなくなる。マクロはテキストファイルとして記録されるため、エディタなどで編集することもできる。それぞれの機能は特に目新しいものではないが、これだけまとまっていると非常に便利だ。Windows 95用のほかに、Windows 3.1用もある。
(秋山 俊)
作者のホームページはこちら 。
ソフト作者からひとこと
「TextShop」を作る以前は、テキストを整形する単純作業を行うときに一つひとつ簡単なプログラムを作っていました。しかし、それではあまりに効率が悪いので、テキストの整形・加工全般の処理を行えるソフトがほしいと思い、いくつかの試行錯誤をした結果、画像のレタッチソフトのようにテキストを処理できる現在の「TextShop」ができあがりました。
Ver.2.00からはマクロ機能を搭載し、定型的な処理を一度で処理することができるようになり、非常に便利になりました。今では私のパソコンライフに欠かせないソフトになっています。テキスト関係で面倒なことがあったらこのソフトを思い出して、ぜひ使ってみてください。
(Dicre Ltd.・古原 伸介)
「TextShop」 の最新版および関連ソフトです(ソフトのバージョンは、記事中で紹介したものと異なる場合があります)。なお、ソフトをダウンロードするには、右側の[Download]ボタン(または[httpD]ボタン)をクリックしてください。下線付きのソフト名をクリックすると、ソフトに関する詳細な解説が参照できます。
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