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シンプルで操作性のよいFTPクライアントソフト
sFTP for Windows95
Version 1.03
「sFTP for Windows95」(開発コードのため仮称)は操作性においてエクスプローラとの互換性が高い日本語FTPクライアントソフト。ドラッグ&ドロップによるファイル送信、ファイル拡張子からの転送モードの自動判別機能など、使い勝手がよい。NKF32.DLLによるShift-JIS←→EUC変換も可能。
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■こんな人にお勧め!!
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手軽なFTPクライアントがほしい人に、また異なる漢字コードを用いるホストとの転送が多い人にお勧め。
シンプルなインタフェースで気軽にFTP
「sFTP for Windows95」はWindows 95対応のFTPクライアントソフトだ。FTPソフトといえばその数は非常に多いが、「sFTP」の画面はそれらの中でもとりわけシンプルな構成をしている。画面は2分割構成で、ローカルのディレクトリとFTPサーバ内のディレクトリを並べて表示する方式だ。分割方式として左右に並べる方式と上下に並べる方式が選べる点が目新しい。
ファイルの転送は、転送したいファイルをローカル側、サーバ側、いずれかのウィンドウから選んで、ツールバーのボタンを押すだけ。もちろんこのとき、複数のファイルを同時に選択することもできるし、フォルダを選べばそのフォルダのツリー構造ごとファイル転送を行える。
ツールバーのボタンは上向き矢印でサーバへのアップロード、下向き矢印でダウンロードとなっている。これはこれでわかりやすいのだが、画面を上下2分割にした場合には、サーバのファイル一覧が下側に表示されるため、ツールバーの矢印とファイルの転送方向とが逆になってしまう。間違わないようにしたい。
ドラッグ&ドロップで送信も可能
ファイルのアップロードを行う場合に限れば、ドラッグ&ドロップの利用も可能だ。フォルダウィンドウやデスクトップから「sFTP」のサーバ側画面にアイコンをドロップすることで、選択されたファイルを自動的に送信することができる。これとは逆にサーバ側、つまり「sFTP」の画面から任意のフォルダ画面にアイコンをドラッグ&ドロップすることはできないのだが、FTPの使い方を考えると、そうしたことが必要になる機会はあまりないだろう。
「sFTP」では、ファイルの拡張子によってファイルの転送モード(ASCII/バイナリ)を自動的に判別し、切り替える機能を持つ。どの拡張子でバイナリモードが使われるかは、もちろん自分で設定することも可能だ。アスキーモード時には漢字コードを自動的に変換することができる点とあわせて、ホームページのメンテナンス用に便利だろう(コードの変換にはNKF32.DLLが必要)。UNLHA32.DLLにより、LZHファイルをフォルダと同様に扱うこともできる。
(天野 司)
作者のホームページはこちら。
ソフト作者からひとこと
「sFTP for Windows95」は、初心者の方でもわかりやすく、かつ上級者も満足させるような機能を取り入れた日本語FTPソフト、というコンセプトのもと作成しました。本ソフトの特徴としては、ホームページの更新/管理に重点を置いた送受信機能や、エクスプローラライクな画面・操作性、そして何より「軽い」ことなどが挙げられます。
まだまだ発表してから日が浅いので反響は少ないのですが、ご利用いただいている方にはとても好評です。現在進めている送受信のマルチスレッド化が完了次第、「Super FTP」として、名称も新たにバージョンアップする予定ですので、どうぞご期待ください。
(須釜 俊一)
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