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デスクトップのカスタマイズに便利なツール
勘太
Version 1.11
壁紙、サウンド、スクリーンセーバ、マウスポインタの切り換え機能、指定日時にコマンドを自動実行する機能のある、デスクトップのカスタマイズ用ツール。例えば「クリスマス前25日間のみクリスマスの壁紙を表示」といったようなことも簡単に設定できる。
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■こんな人にお勧め!!
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デスクトップのカスタマイズをしまくる人、スクリーンセーバをしょっちゅう変える人、でもすぐに飽きる人向け。
時間指定で環境を変えられる
基本的には、起動・終了ロゴの変更、イベントサウンドの変更、マウスポインタの変更、スクリーンセーバの変更・起動、および日付・時間によるプログラム実行等の機能を持つ。
例えば、Windows 95を起動した時間が朝なら、スタートアップ時の画面を朝日にするとか、終了時が夕方〜夜なら「しばらくお待ちください」のかわりに、「おやすみなさい」と表示するといった細かい芸がいっぱい詰まっている。
特に気が利いているのが、スタートアップ/シャットダウンスクリーンへの多重表示。通常の「しばらくおまちください」に別の画像を重ね合わせることができ、しかも画面サイズ・色数も自動的に調整し、フルカラー画像でも勘太側で減色してくれる。
さらに使用する壁紙やスクリーンセーバなどについての日付・時間指定ができる。例えば、正月の三が日のみ壁紙を門松にするとか、1時間ごとに壁紙を切り換えるといったこともできる。
システムエージェントのようなプログラム起動機能もあり、一定間隔で特定のコマンドを繰り返す処理を行わせることもできる。設定条件が細かいため、最初は少し戸惑うかもしれない。
便利なプレビューウィンドウ
壁紙を指定する場合、ファイル数が多いとどれがどれだかわからないケースがよくあるが、勘太ではファイル指定時にプレビューのチェックをしておくことで、選択したビットマップのプレビューを表示できる。さらに、Susieの32bitプラグインに対応しており、BMP形式だけでなくJPEGやTIFF画像等の使用も可能。
モジュールは起動設定部と常駐部に分かれており、常駐部では現在の壁紙を起動・終了画面にしたり、スクリーンセーバの停止、勘太自身の一時機能停止などが選択できる。機能の組み合わせが多く、指定方法が若干わかりにくい部分もあるが、しょっちゅう壁紙やスクリーンセーバを変える人にとっては非常に便利なアイテムだ。
(藤田 洋史)
ソフト作者からひとこと
パソコンを使用しているといろいろなところから奇麗な壁紙(画像)を手に入れることができます。でも、「きれいな夕日の壁紙は、お昼の12時に表示されるよりは、夕暮れ時に表示されるほうが情緒があっていいのではないか?」「雪景色の壁紙は冬に表示された方がいいのではないか?」といった発想から生まれたのが「勘太」です。
「勘太」が、みなさまのデスクトップ環境を趣あるものにする手助けとなれば幸いです。
(小塚 明義)
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