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週刊ソフトニュース 97.10.30号Topに戻る
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ヴァーチャルな天体観測を楽しむ
Starry Night-J Basic
Version 2.1.3
観測地点や時間を指定してその時点での天空の様子を再現したり、惑星の運行や星雲の画像などを見ることができる天体観測シミュレーションソフト。サンプルファイルが多数含まれていて、それを見ているだけでも楽しめる。
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■こんな人にお勧め!!
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天文ファン全般に。天球図を眺めるだけではもの足りない人、というには特にお勧め!!
いろんな場所、いろんな時代の星空が目の前に
新規にウィンドウを作成すると、地平線を含んだ夜空が現れる。観測位置の緯度・経度や標高を指定すると、その時点での星空が再現され、スクロールバーを動かすことで視野を移動できる。
ガイドウィンドウでは惑星や恒星など、天体の種類に応じて表示・非表示を切り替えられるほか、黄道や星座などの表示が可能。また、天体選択ツールを使うとクリックした星の名前を表示する。ガイドウィンドウを表示しておけば、マウスポインタを合わせただけで星座や星の名前を表示してくれる。
星座選択ツールの場合はガイドウィンドウで星座表示をOFFにしていても、クリックした部分の星座だけ表示し、さらにダブルクリックするとウィンドウが現れて星座の情報を表示する。また、惑星ウィンドウを使うと、太陽系内の惑星を簡単に探し出すことができ、惑星をウィンドウの中央にセンタリングして常に同じ位置に表示させることも可能だ。
また、天空を表示するだけでなく、倍率を上げていけば惑星や衛星、星団などの絵を見ることができるし、地球外に視点を置いて、日食を月から見たときに影が動いていく様子や、惑星の周囲を衛星が回る様子を間近で見たりすることもできる。
プラグインでさらにパワーアップ
プラグインツールを入手して機能を拡張すると、ウィンドウ上にテキストファイルを貼り付けたり、インターネット経由で画像をダウンロードすることができる。また、米国Meade社のLX-200型天体望遠鏡を制御するためのプラグインなどもある。プラグインは「Starry Night」のホームページからダウンロードできる。
天文ファンはもちろんのこと、すべてのMacintoshユーザに一度試していただきたいソフトだ。
(福住 護)
ソフト作者からひとこと
「Starry Night」はカナダのSienna Software社が開発したソフトウェアで、私は同社の委託を受けて日本語版の開発とサポートを担当しております。
「Starry Night」では星雲や星団、そして太陽系の主要な惑星の表面模様にいたるまで、実物を忠実に再現しております。星を見るのが好きという皆さん、そして学校で教職に携わっている方々にぜひお勧めいたします。
シェアウェア版以外にも、さらに機能が豊富なCD-ROM版もございますので、よろしくお願いいたします。
(杉本 隆敏)
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「Starry Night-J Basic」の最新版および関連ソフトです(ソフトのバージョンは、記事中で紹介したものと異なる場合があります)。なお、ソフトをダウンロードするには、右側の[Download]ボタン(または[httpD]ボタン)をクリックしてください。下線付きのソフト名をクリックすると、ソフトに関する詳細な解説が参照できます。
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