シンプルだが充実の「宛名作成」機能を搭載した定番はがき作成ソフト。レイアウトを確認しながら、宛名データを入力できる。インターネットを通して年賀状・喪中はがきの宛名と裏面の両面印刷を注文可能。
「年賀状」という言葉を聞くと、皆さんは正直どのような気持ちになるだろうか?
「ああ、今年もそんな時期になったのだな」と感慨深くなる方や「今年はどんな年賀状を作ろうか!」と意気込む方もいる事だろう。
だが、ここで敢えて筆者の気分を語らせていただこう。
筆者はこう思うのである。
「また面倒くさい時期がやってきたなぁ」と……。
誤解して欲しくないのだが、筆者とてお世話になった方々や普段会えない旧来の知人へ便りを出したくない訳ではない。
しかしながら、必ずしもそういった気持ちと「年賀状を作る」といったアクションは直結する訳ではなく、「年賀状を出したい」という気持ちと「年賀状を出すのは面倒くさい」という気持ちのジレンマに、筆者は毎年苛まれているのである。
そう、筆者は、そういった事を、丸々含めて、「面倒くさい」と思ってしまうのである……。
これは筆者のみならず、多くの方が抱いているのではないかと思う。
そんな筆者を含む多くの方々の救世主たるソフトがこの「はがき作家」である。
「はがき作家」は近年稀に見る「シンプル イズ ベスト」を体現したかのようなはがき作成ソフトである。
まず始めに、「はがき作家」は「あてな」と「うら」で作成画面が独立しており、非常に分かりやすく年賀状の作成を始められる。
「あてな」のインターフェースは初心者でも簡単に使えるよう配慮がされており、レイアウトをリアルタイムに確認しながら宛名データの入力をする事が可能だ。
宛名レイアウトは自由に変更する事ができ、年賀状、官製はがき以外にも封筒や往復はがきへの印刷にも対応する。
氏名や住所を入力すると、文字数に合わせて自動的にフォントの大きさ等を決めてくれるので、操作に迷う事もない。
また、宛名、差出人以外に、イラストや文章を配置する事もできる。例えば企業で使用する時に、宛名面に会社のロゴマークを印刷するなんて事も可能だ。
独自の検索エンジンを搭載している為、郵便番号・住所も素早く検索できる。
住所録は一覧で管理する事ができ、宛名データの一括変更や一覧印刷も可能だ。
住所録として活用する事もできるので、氏名や自宅住所の他にも家族構成やメールアドレス、ホームページのURLを登録しておく事もできる。
宛名データは50音別、グループ別に表示する事ができるので、視認性も良い。
去年誰から年賀状をもらったかすぐわかるように送受記録も付けられるので、正に「はがき作家」1本で年賀状にまつわる事はほぼ管理可能と言って良い。