ソフトに保存されるIDやパスワードは全て暗号化され、閲覧するにはマスターパスワードが必要となる為、家族が同じパソコンを使用していたり、パソコン内のファイルが外部に流出した場合でも、登録したアカウント情報を他人に見られる心配はない。また、デスクトップアイコンは、用意されたアイコンから好きなものに変更する事ができるので、パスワード管理ソフトであるのをカモフラージュする事も可能だ。

ソフトのインストール後、初回の起動時にマスターパスワード(起動時パスワード)の設定画面が表示される。ここで設定したパスワードは本ソフトの起動時に毎回入力を求められるので忘れないようにしておきたい。設定が完了するとメインウィンドウが表示される。

メインウィンドウに表示される「検索・閲覧」画面では、登録済みのパスワードが一覧表示され、画面上部には操作パネルと検索ウィンドウが配置されている。登録済みの情報はスクロールして探せるほか、検索ウィンドウから検索する事ができる。ソフト起動時にサンプルデータが登録されているので、まずはいろいろといじってみると良いだろう。

「登録・編集」画面では、アカウント情報の新規登録や編集ができる。新規登録を行う場合は「新規追加ボタン」を押すと最上段に新しく行が追加されるので、ここに情報を入力すればOKだ。登録した内容を編集する場合は、編集したいセルをクリックすればマウスカーソルがキャレットの点滅に変わり、自由に編集できるようになる。このあたりの操作方法はExcelと同じような感覚で行なう事ができるので、Excelを使い慣れているユーザーなら操作に迷う事はないだろう。

「DB読み込み」画面は、ソフトに登録されたアカウント情報(データベース)をExcelに転送したり、Excelの情報をソフトに読み込んだりする事ができる。これまでExcelでパスワード管理をしていたユーザーは、手動でコピーアンドペーストする必要がなく、まとめてソフトに取り込む事が可能だ。

メインウィンドウにはデータの一覧が表形式で表示される。通常検索のほか、カテゴリで絞り込む事もできる。

デスクトップアイコンを変更して、通常のテキストファイルのように見せかける事ができる。