「KeyToKey」に寄せられた利用者・nekome4さんからのコメント(https://comment.vector.co.jp/comment.php/516893)が的を射ているので、少し長いが全文を引用させていただく。- グラフィカルなUIなので操作性がとてもよいと感じました。マクロの方は初めて使いますが、大抵のキー入力は自動化できてしまう感じで汎用性に優れていると感じました。例えば特定のタイミングでボタンを何回、何ms待機してどれだけ繰り返すかなど。ただし、マニュアルに説明のない項目があったりとやや難ありなので始めはとっつきにくいですが、マクロやスクリプトやプログラミング経験などがあればある程度はカバーできると思います。
今回、本稿をまとめるにあたって「KeyToKey」を試用した際、筆者は最初、アクションやマクロは設定できる──できたと思い込んでいた──ものの、期待通りの動作を確認することができなかった。nekome4さんのように「マクロやスクリプトやプログラミング経験」が豊富でないためか、どうにも原因がわからない。悩んだ末、編集部経由で作者のKetoさんに連絡を取ってもらい、非常に丁寧な指示や助言をいただき、さらにはサンプルマクロまで用意していただいた。その結果、期待通りに動作し、「KeyToKey」の全体像とまではいかずとも、概要までは理解できるようになった次第。
非常に汎用性が高く、魅力的なソフトではあるが、少なくともパソコン初心者にお勧めできるようなソフトではない──といって、そこまで構える必要もなく、作者のホームページに掲載されている解説を読み、理解できる方なら大丈夫。ぜひ、チャレンジしていただきたい。
機能は豊富で、オプションも数多く用意されている。本文ではごくごく表面的な、概要しか書くことができなかったが、うまくマクロを作ることができさえすれば、さまざまな作業を自動化するのに役立ってくれるはずだ。
(橘 雅)