グリーンを基調にしたメイン画面は、上部に大きめの変換先選択ボタン、中央上側に「ここにファイルをドロップしてください」と書かれたファイルリストビューがあり、ひと目でわかりやすい印象。まずはPDFファイルをドラッグ&ドロップし、変換先を選択して、変換を実行してみよう。ここまでの操作は、多少なりともパソコンを使っている方なら戸惑わずに行えるはず。変換結果を確認した上で、変換方法を指定したり、変換詳細設定を行ったりといった使い方でよいと思う。筆者の試した範囲では、レイアウトの変換もOCRによるテキスト変換も問題なく、出力されたそのままを手直しせずに使えるレベルだった。複雑なレイアウトのPDFファイルではわからないが、一般的な構成のPDFファイルであれば、Office/一太郎文書への変換、透明テキスト付きPDFファイルの出力は簡単・高精度に行うことができる(旧バージョンを使ったことがないので、今回のバージョンアップでxlsx/pptxの変換精度がどの程度上がったのかは残念ながらわからない)。
Word/Excel/PowerPointのアドインとして組み込めるほか、コンテキスト(右クリック)メニューに項目を追加することも可能で、エクスプローラなどからPDFを変換できるのも手軽でよい。
(雲類鷲 明澄)