この時期になると新バージョンがリリースされる年賀状作成ソフトだが、いまや「簡単操作」「自動レイアウト」「多彩な素材・フォント」「クラウド連携」「ネットプリント対応」「長期間の無償サポート」などは当たり前。どこで差別化を図り、独自性を出してゆけるかがポイントになるが、「筆王」の場合はまず、使いやすい「素材パレット」が挙げられるだろう。デザイン、パーツ、背景の別に、ジャンルや写真の有無で絞り込み、実際に確認しながら、使いたい素材を選んでゆける。気になるものはとりあえず「お気に入り」に登録しておき、あとからじっくり検討してもよい。
新バージョン「22」では、型抜き・フレームの種類が増えたほか、新機能として「おもしろ顔スタンプ」が搭載された。顔写真に犬の耳・鼻を付け加えられるもので、特に小さなお子さんが喜びそうだ。顔を自動認識し、適切な位置に置いてくれるので、難しい操作は必要ない。
収録されたフォント数は、和文52書体、欧文60書体、数字40書体の計152書体を誇る。
(由利 知里)